「15日の取引で、30年物米国債利回りが初めて2%を下回った。 10年物米国債利回りも再び2年物を下回った。この長短逆転は18カ月以内のリセッション入りを示唆するとされている。」
2019年になって、長短金利差がゼロに近づき、逆転するのも時間の問題と思っていたが、予想に反して何とか耐えていたけど、がくっと下がったな。
さてさて、この長短逆転は18カ月以内のリセッション入りを示唆するとされている。
以前に載せたデータだけど、
米長短金利差とISM製造業景況指数の推移
ということで、長短逆転は必ず景気後退を引き起こすというか、その前触れなんだな。
18カ月以内か、もっと早そうだけどね。
米中貿易戦争があるから。
まあ、これは景気のサイクルだから、どうしようもないんじゃないかなあ。
如何に軽微に済ませて、速やかに脱するかだねえ。
消費税増税をどうするんだろう?
もうすぐ10月だ。 景気が明らかに悪化するのは、もっと後だろうけど、増税はダブルパンチになる。
リーマンショック級が来る前に増税のタイミングが来るから、もうすぐリーマンショック級が来るから増税しませんとはなかなか言えないだろうねえ。
「米中関係悪化と世界経済減速の兆候を背景に、リセッション懸念はここ数週間高まってきたが、中国とドイツからの14日の弱い経済指標の発表が拍車をかけた。」
中国は勿論だけど、ドイツの調子も悪いらしい。
ドイツも中国と経済がかなり繋がっているからねえ。
そして、
「14日には英国の2年債と10年債の利回りも逆転した。」とのこと。
「資金の預け先となるプラス利回りの資産が世界的にますます減少する中で、米国の債券市場は資金の避難先となっている。この時点の逆イールドは、米国が向こう1年にリセッション入りする確率が55-60%だと警告している」
のようだけど、もっと確率は高いと思うけどねえ。
トランプ大統領がどう動くかも注目だねえ。