気象庁は7日、同日午後10時8分ごろ、浅間山(群馬、長野県、2568メートル)が小規模な噴火が発生したと発表した。気象庁は噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から3(入山規制)に引き上げた。
これは、完全な噴火だね。
夜で良かったよ。 登山シーズンだからねえ。
浅間山では平成27年6月にも小規模な噴火が起きていたが、気象庁は昨年8月、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1に引き下げていたらしい。 ということは、噴火が起こってから、3(入山規制)に引き上げたということで、かなり危険な状態だったということ。
自分も2008年8月に浅間山に登った。
2,3日前に、入山規制のかかるレベル3の警報が出ているのは、知っていたが、今更予定変更なんてする気になれないので、とにかく行ってみることにした。
登山口周辺では、登山禁止とか看板が出ている訳ではなかった。
ほっとして、登っていくと、湯の平という所の山道で、道に通行止めが置かれていた。
その前に座り込んで、どうしたものかと迷っていると、二人連れのおっさんがやって来た。
おっさんらは、噴火警報など知らないらしい。
説明すると、山で死んだら本望とぬかして、全然心配してない。
なんの根拠もなく、これっぽっちも心配していない彼らの顔を見て、自分も登り続けることにした。
まあ、何事もなく、無事だったんだが。
これを機会に当時の写真を見てみた。
浅間山はでかい山で外輪山がある。
この景色なんて素晴らしいなあ。
浅間山。 火山なので、本体には木はない。
火口は立ち入り禁止で、その周囲の外壁みたいな山には登れる。前掛山と言う。
そこへの途中に、ドラム缶に穴が空いたような奴が三つ転がっている。
これは、噴火した時に、飛んでくる瓦礫を避けるための避難所である。
実物はかなりでかいけど、噴石が飛んで来たら、大丈夫なのかなあ?
前掛山から浅間山の火口はこのように見える。
火口は立ち入り禁止なのだが、下山途中で火口を振り返った時、軽装の若者が火口付近に立っているのが見えた。
怖いもの知らずだ。 火山ガスも出てたのに。
噴火があったら、お終いなのにね。
ついでにいくつか写真を載せておこう。
懐かしかったのでね。
昔の大噴火の跡、鬼押し出し方面。
鋸岳への登りから見た剣が峰、牙山。 外輪山だね。
兎に角、雄大な山で、登って素晴らしい山なのだが、2008年に登ってから今までに2回噴火が起こった。
いずれも夜だったから良かったが、危ない山ではあるねえ。