米中貿易戦争で中国の貿易収支が悪化したと言っても、まだまだ大幅黒字である。
しかし、経常収支が危ないことになっていたみたいだ。
中国の経常収支は2018年通期で黒字ではあるが、大幅に減少していた。
中国の経常収支は2018年1~3月におよそ17年ぶりの赤字に転落し、4~6月は黒字となったものの、1~6月では赤字となっていたのだ。
所得収支が、大幅赤字なのとサービス収支の赤字が拡大しているのが原因。
中国人の海外旅行の増加と爆買いも一因だね。
米中貿易戦争も今一時的には延期状態にあるけど、結局は交渉決裂になると思うけどねえ。
そうなれば、貿易収支も悪化して、経常収支も赤字になると思うけど。
そうなれば、中国政府も危機感を抱いて、海外旅行の規制を行うかもしれない。
日本から中国人が見えなくなることもあるかも。
中国の外貨準備高は、減ったとはいえ、まだまだ高いレベルにある。
余裕と思いきや、外貨準備高が2.5兆ドルを下回ると、為替を十分コントロール出来なくなるリスクが高まるらしい。
経常収支が赤字になると、外貨準備高も当然減る。
2.5兆ドルの危険水域に近づくかもしれない。
こういう所にもチャイナリスクが現れてるんだな。