探査機「はやぶさ2」が地球から約3億キロメートル離れた小惑星「りゅうぐう」へ22日午前7時50分ごろに着陸した。
昨日の夜、
「NHKは、2月22日朝に行われる「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへのタッチダウン(着陸)の様子をほぼリアルタイムにCG映像化し、Webサイトで公開する。「世界に類を見ない“宇宙データ中継”」になるとしている。
着陸の約半日前、21日の夕方から“宇宙データ中継”を開始。着陸までの間、はやぶさ2の状態や小惑星との距離が変化していく様子を映像で見られる。
映像は、NHK NEWS WEBやNHKスペシャルの特設サイトで閲覧できる。」
という記事を偶々読んで、そのサイトを見てみると、宇宙データ中継をやっている。 これは、凄いなと。
見なければと、目覚ましを8時にセットした。 30分遅れで映像が見られるから、丁度いい頃かなと。
そして、今日の朝。
映っている映像は、JAXA管制室の模様のみ。 その様子をライブ配信している。
なんだ~これは。
どうやら
「着陸の前後は地形に合わせて姿勢を傾け、地球とは通信が滞る。着陸前後の一連の動きは、JAXAが探査機から届くわずかなデータで推測した。機体の速度変化などから「着陸した」と結論づけた。」と。
肝心の着陸前後の映像は見れないのね。 後で、映像が届くとのこと。
なんだよ、早起きして損したよ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の人が、今回や将来の惑星探査の目的を説明してくれていた。
今回は、
小惑星「りゅうぐう」の岩だらけの地表で半径わずか3メートルの場所を狙って着地し、岩石を取って数秒後に離れた。
今後は、19年夏までに再び着陸に挑み、20年末に地球へ持ち帰る。
ここで、ふと初代「はやぶさ」のことが思い出された。
2005年の初代「はやぶさ」も小惑星イトカワの微粒子を持ち帰った。
しかし、その結果については、あまり聞かない。 どんな結果だったのと調べてみたら、
イトカワの組成が、地球上で最もよく見つかるタイプの隕石の組成に近いことが明らかになった、という一見平凡な結論だ。
これだと話題にならないな。
地球に飛来する隕石の大半を占める「普通コンドライト」と呼ばれる隕石が、イトカワと同じタイプのS型小惑星に由来しているのではないかと推測されていた。S型小惑星とは、ケイ酸塩鉱物を多く含む(Siliceous)、石質の(Stony)小惑星のこと。
火星と木星の軌道の間にある小惑星帯は、さまざまなタイプの小惑星から構成されているが、S型小惑星は小惑星帯の中でも地球に近い内側の軌道でよく見られるため、その破片がはじき飛ばされたりして、地球に飛んでくることが多いと考えられている。
それが、証明されたということみたいだ。
JAXAは、数多くの探査機を太陽系に送っているそうだ。
その中の大きな一つの目的が地球の水の由来。
木星の衛星には、水が氷の形でとても多く蓄えられている。 あの辺りには水が多く存在している。
その辺りの水が彗星や隕石によって地球にもたらされたのではないかと。
壮大な目的だな。