株価の割高・割安性を示す指標にシラー指標というのがあるそうだ。
「CAPEレシオ (Cyclically Adjusted Price-to-Earnings Ratio) は、景気循環調整後の株価収益率(PER)を示す投資指標である。株式市場の長期的な評価に用いる。 1988年にエール大学のロバート・シラー教授とジョン・キャンベルが公式に定義し、シラーPERとも呼ばれる。単年度の1株当たり利益ではなく、インフレ調整後1株当たり利益の10年移動平均値を用いてPERを計算する。これにより一時的要因による収益変動や景気循環の影響が除外されるため、実質的な企業収益力との関係で株価の割高・割安性が示される。」
シラーPERが「24」を超えると、要警戒ということだそうだ。
一応、過去の株式バブル崩壊事例と一致している。
もうちょっと拡大すると、
近年のシラーPERの推移(米国株(S&P 500))。
今、リーマンショック時のレベルをコミュニケーションを越えて、ITバブル時のレベルに迫ろうとしている。
これは、どう考えても危ない。
このままの勢いで上がると、ヤバイだろうなあ。
落ち着くと、いいんだが。
けど、米国の株価って、落ち着くということがなくて、イケイケどんどんの所があるから、ITバブル時みたいに行くところまで行ってしまうような気もする。
米連邦準備制度理事会(FRB)が利上でうまく舵取り出来れば、大したもんなんだが。