トルコ・リラが急落した。
米トランプ政権は10日、トルコの鉄鋼・アルミへの追加関税引き上げを発表し、リラ売りが起こった。
さらに、トルコのエルドアン大統領が12日、「金利は金持ちを富ませ、貧しい者をもっと貧しくする搾取の手段。私が生きている限り、金利のわなには陥らない」と通貨安を食い止めるための利上げをしないと発言したもんだから、リラ売りに拍車がかかった。
元々の要因は、トルコで2016年にクーデター未遂事件が起き、トルコが事件に関係したとする米国人牧師を拘束している問題があること。
エルドアン大統領が、独裁政治に舵を切ったので、米国がクーデター未遂事件をサポートしたとも言われているみたいだ。
真偽のほどは知らないが。 もし本当なら、エルドアン大統領も譲れないだろうなあ。
それにしても、米国はこんなに世界中に喧嘩を売りまくって大丈夫なのだろうか? 心配になって来るな。
ま、それはそれとして、米国の利上げで、新興国の通貨危機が懸念されている所に、こんなことが起こったら、それが引き金になる可能性は十分ある。
アルゼンチン、コロンビア、メキシコ、南アフリカ共和国がトルコとともに最も弱いそうだが、コロンビアと南アフリカが次にヤバそうとのこと。
そのとばっちりを受けて、日経平均も600円ほど急落した。
日経平均株価の推移。
為替レートは思ったほど円高に動いてないね。
これは、何となく持ち直しそうな気がするなあ。
一応、世界同時ミニ株安にはなっているみたい。
本丸は、米中貿易戦争。 これぐらいじゃね。