米国の車への追加関税。どうなる?

 米政府は5月23日から、自動車・同部品を対象に追加関税などの輸入制限を発動する検討に入っている。
輸入急増が「国家安全保障上の脅威」という無茶な理由。
トランプ大統領は最大25%の追加関税を示唆している。

米国では2017年に1730万台の乗用車が販売され、このうち輸入車が44%を占めている。
日本からの輸出も日本車販売の664万台のうち174万台に達している。
25%の追加関税だと、約63万円の価格上昇になるそうだ。
63万円アップだと、さすがに買わないだろうな。

日本メーカーも米国現地生産を増やしているから大丈夫かなと思っていたんだけど、そのデータがこちら。

日系自動車メーカーの米現地生産台数と輸出台数。

日米貿易摩擦で1981年に168万台に輸出台数を自主規制した。
その後、235万台まで緩和されたけど、未だに自主規制しているとは知らなかった。
メーカー間でどうやって調整しているんだろうか?

それにしても、米現地生産とは言え、台数はかなり増えている。
米国メーカーはいらだっているだろうな。
しかし、米国人を雇っているんだから、風当たりは弱いだろうけど。
それにしても、日系自動車メーカーは頑張っているなあ。
当時、日米貿易摩擦は酷かったけど、こうやって現地の人を雇って、現地で生産するのが、あるべき姿かもしれない。 その姿に近づいたのは、良かったのだろう。 
地産地消が、理想の姿なんだろうなあ。 

こうやって、米国人を雇ってますよと言っても、トランプ大統領には通用しないだろうなあ。
あの中国に対する強硬策を見ると。
ただ、あまりにも多方面に喧嘩を売って、大丈夫なのかと、かえって心配してしまう。
まず中国、その次にNAFTA、EU、日本と順番にやっていかいないと孤立すると思うけどなあ。

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