昨日、歴史的な米朝首脳会談が行われた。
核廃棄に繋がるかと期待したけど、期待とはほど遠い結果となった。
共同声明の内容は、
（１）米国と北朝鮮は、平和と繁栄を求める両国民の希望通りに、新たな米朝関係の構築に向けて取り組む。
（２）米国と北朝鮮は、朝鮮半島での恒久的で安定的な平和体制の構築に向け、力を合わせる。
（３）北朝鮮は、２０１８年４月２７日の「板門店宣言」を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む。
（４）米国と北朝鮮は、戦争捕虜、戦闘時行方不明兵の遺骨の回収、すでに身元が判明している分の即時引き渡しに取り組む。
具体的な、内容は皆無。
北朝鮮非核化の焦点である「完全で検証可能かつ不可逆的な廃棄（ＣＶＩＤ）」が共同声明に入らなかった。
結局、昔の核開発はしないとか言って、経済援助を得たのち、核開発を再開した北朝鮮がまた同じことをやるのを許したような物だ。
せっかく、制裁を強めて、流れが出てきたのに、またまた元通りになってしまうよ。
それに、在韓米軍の撤退まで言及したし。
おまけに、北朝鮮の核廃棄には、米国は金を出さない。韓国と日本が出すだろうと言っているからなあ。
日本がなぜ出さないとダメなんだ。 むしろ拉致問題で賠償金を貰わないとダメなくらいだよ。
トランプ大統領の強硬路線に期待したけど、腰砕けだな。
これだと、貿易問題だけ残って、単なる厄介者だ。
もっとも、どんでん返しがあるかもしれないが。