最近、日本の長寿企業が多いことが話題になっている。
100年以上の長寿企業は世界で日本が一番多いそうだ。
2番目がドイツ。
何かわかる気がする。
今、創立100年になろうとしている企業は、第一次世界大戦後(1914~1918)に起業した企業である。
その前の時代、日本は日露戦争(1904~1905)の戦費調達のため発行した外債の元利返済に苦しんでいた。
ところが、第一次世界大戦が起こって、欧州の輸出や海運業がストップ、その代わりに日米の輸出と海運業が台頭した。
第一次世界大戦前後の日本の輸出入の推移。
第一次世界大戦前後で、日本の輸出は4倍に増えている。
4倍は凄まじいね。
戦争の影響は絶大だなあ。
やるのは、バカ。 見ていて、漁夫の利を得るのが賢いんだね。
この時代の2017年から企業設立ブームが起こった。
しかし、第一次世界大戦終了後の2020年には、貿易赤字に陥っている。
欧州企業の復活で、起業したばかりの企業は苦しんだらしい。
2019年に100周年を迎える企業に、オリンパス・キューピー・住友商事、2020年では、近鉄・イトーヨーカドー・マツダ、2021年では、イズミヤ・コマツ・三菱電機がある。
結構、有名どころがある。
なんか、面白い。