兵庫県立美術館で 「プラド美術館展」 ベラスケスと絵画の栄光 を見てきた。
本展は、ベラスケスの重要作品7点を中心に、イタリアやフランドル絵画をあわせ、61点の油彩画と9点の資料で17世紀スペイン宮廷をめぐる美術を紹介する展覧会。
61点とちょっと少なめだったかな。
ベラスケスの絵7点も見れただけで、価値があるかな。
ただ、超一級ではないが。
★ディエゴ・ベラスケス《マルス》
マルスは、軍神だが、まるでそこらのおじさんみたいに写実的に描かれている。 ある意味革新的。
★ベラスケス「バリェーカスの少年」
脳水症の子供らしい。 それとわかるぐらいらしい写実的な絵。 小人の芸人の絵も描いているが、一体どういう気持ちでどういう意図でこのような売れない絵を描いたのだろう。 謎だな?
★アントニオ・デ・ペレーダ《ジェノヴァ救援》
とても写実レベルの高い絵。 右下の子供が印象的。
★ジュゼッペ・デ・リベーラ「聖ペテロの解放」
簡素な衣装表現。 シンプルで印象的。 「ヘラクレイトス」という絵も迫真の顔の表現で印象に残った。
カラバッジオから学んだことがあるらしい。