大阪市立美術館で「木×仏像(きとぶつぞう)-飛鳥仏から円空へ」を見てきた。
木の仏像をテーマに飛鳥時代から円空仏までを取り上げた、日本の仏像史を語る展覧会。
★木造 菩薩立像 飛鳥時代(7世紀) 東京国立博物館
飛鳥時代の木彫仏はすべてクスノキで造られてたそうだ。
その後、カヤ、ヒノキと材木は変わっていったそうだ。
面白い仏の顔、まだ手探りだったのかな。
★宝誌和尚立像 平安時代(11世紀)
この顔が割れた下から新たな顔が現れる仏像を見た時は、度肝を抜かれたものだ。
今は、落ち着いて見れるけど、じっくり見れるいい仏像だ。
★木造 秋葉権現三尊像 円空
秋葉は、火除けの神だそうだ。
良く見ると、狐の上に鳥のような姿で立っている。 天狗かな?
ネットで調べてみると、明治2年12月に相次いだ東京の大火の後に政府が建立した鎮火社においては、本来祀られていた神格を無視し民衆が秋葉権現を信仰した。その結果、周囲に置かれた延焼防止のための火除地が「秋葉ノ原」と呼ばれ、後に秋葉原という地名が誕生することになったそうだ。
へえ~という話。
円空仏は、過去の優れた仏像群を見た後でも、存在感があるなあと感心する。