「大古事記展」を見に、奈良県立美術館に行った。
意外なことに隠れた人気になっているようで、入館者数が5万人に達したそうだ。
天皇皇后両陛下も訪れたようで、写真が飾ってあった。
奈良県立美術館。
今日は、偶然にも、無料の日だった。
知らなかったのだけれど。
800円得をした。
なかなかいいデザインのちらしだと思う。
茶色の渦巻きがいいね。
いかにも謎めいた古代の日本という感じで。
「大古事記展」の字のデザインもいい。
この人が、古事記を編纂したといわれる、太 安万侶。
★絹谷幸二「天岩戸」
目立つのだが、マンガみたい。
★中村不折「童女の姿となりて」
この絵は比較的気に入った。
男が女に扮する姿がウマイ。
ヒゲが薄く残っているところなんか。
なぜか哀れ感が漂っているのもいい。
★青木繁「黄泉比良坂」
本展では、群を抜いていい(それだけ他がダメということだが)。
まるで、海の中で髪を振り乱し、悶えている群像のように見える。
そこがロマン派的で、幻想的でもある。
展示自体は、大したことなかった。
奈良県立美術館は、金がないのだろう。
まあ、国宝の七支刀を見れたのは、良かった。
しかし、いろいろ工夫していて、企画自体は、良かったと思う。