4月の話で展覧会はもうとっくに終わっているけど、書き損ねていたので。
兵庫県立美術館で「富岡鉄斎 -近代への架け橋-」展を見てきた。
近代文人画の巨匠、富岡鉄斎(1836-1924)の生誕180年を記念した回顧展を開催します。
京都に生まれ、幼い頃から国学、儒学、仏教等の学問を広く修め、書画にも親しんだ富岡鉄斎は、幕末の動乱期には勤皇学者として国事に奔走し、明治維新後は神官の公職を経て、89歳で亡くなるまで、文人画家として多くの書画を世に送り出しました。
展覧会では、富岡鉄斎の画業を約200点の作品、資料で紹介し、絵画制作に貫かれてた鉄斎の世界観を探ります。
とのこと。
富岡鉄斎といえば、近代日本最高の画家ということになるのだろう。
富岡鉄斎の絵は、清荒神清澄寺の「鉄斎美術館」に多く所蔵されているので、初詣ついでに、そこでまとめて見たことがある。
それぐらいで、それ以外で、鉄斎展は見た記憶がない。
なんでだろう。
★「雪中牡丹図」
小林秀雄旧蔵と書いてあった。
★「登嶽巻」
富士登山の絵。
最初は、下から見上げた富士。
麓の草原から始まって、登って行く景色を絵巻として描いていて、とても美しい。
色合いも、青緑・茶で彩色されていて、美しかった。
★「富士遠望図・寒霞渓図」
箱根から見た富士の遠景。
海に挟まれ、黒々と描かれた山の連なりの先に富士がある。
不気味ではあるが力強い。 霊気溢れる富士である。