2017年の美術展覧会、myベスト5。

 今年も41もの美術展覧会を見に行った。
年間最多記録。その中からベスト5を選びたいと思う。
この企画も旧ブログを含めると、2007年から続けている。

★第一位 : 「クラーナハ展」  ~国立国際美術館~

ドイツ・ルネサンスを代表する画家、ルカス・クラーナハ( 父、1472 -1553 年)の日本での初めての展覧会。
特に、ウィーン美術史美術館から名作9点が素晴らしかった。

 ・「ホロフェルネスの首を持つユディト」

★第二位 : 特別展「古代ギリシャ」  ~神戸市立博物館~

 古代ギリシャには、時代や地域によりさまざまな文明が花開いた。
その中の4つの作品に特に感動した。

 ・「スペドス型女性像」 初期キュクラデスⅡ期(前2800~前2300年)/クフォニシア群島出土か

この現代彫刻かと見まごう作品には、度肝を抜かれた。

★第三位 : 「雪村」展  *MIHO MUSEUM

 雪村の主要作品約80件と、過去最大規模の回顧展だった。
特に、後半、障壁画の大作が並ぶ様は、圧巻だった。

 ・雪村 「猿猴図」

★第四位 : 「リアルのゆくえ」  *姫路市立美術館

 日本の油絵の写実絵画の流れを、江戸末期の高橋由一から現代作家までの絵画を通して辿る展覧会。
江戸明治期の絵が未熟ながらも独特の味わいがあって面白かった。

 ・高野野十郎 「蝋燭」

★第五位 : 特別展覧会 「国宝」  *京都国立博物館

 絵画・書跡・彫刻・工芸・考古の各分野から、歴史と美を兼ね備えた国宝約200件を大きく4期に分けて展示した展覧会。

 自分も国宝作品を今まで大分見てきたから、驚きの感動とはいかなかった。
2000年に東京国立博物館で日本国宝展を見た時の感動には比らぶべくもない。

 ・燕子花図屏風 尾形光琳筆

 ランク外ではあるが、ブリューゲル「バベルの塔」展で見た、ピーテル・ブリューゲル父 「バベルの塔」は、素晴らしかった。
「芳年~激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」も印象に残っているし、「生誕150年記念 藤島武二展」も藤島武二の絵を初めてまとめて見れて満足した展覧会であった。

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