今年は、35の美術展覧会に行った。
多すぎかな。
バルテュス展は、文句なしの一位だ。
没頭して、絵を見れた。
★第一位 : バルテュス展 ~京都市美術館~
バルテュスは、素晴らしい。
バルテュスは、物語の画家であることを実感した展覧会だった。
《 美しい日々 》
★第二位 : 鳥獣戯画と高山寺 ~京都国立博物館~
修復されて、とても綺麗で見やすくなった鳥獣戯画を全巻、半分ずつ見れたことは、日本人として満足できるものだった。
今回のように、長く広げられた状態で見られることは、もうないだろう。
鳥獣戯画 甲巻
★第三位 : ターナー展 ~神戸市立博物館~
このブログを書き始める前に見た展覧会だったので、うろ覚えである。
印象派の先駆となった、画家であると実感した。
晩年、うつろいゆく大気と光を描いた。
イギリスの陰鬱な天候の中の光なので、印象派の光り輝くような光ではないのだが。
ターナーは、最後、自分が発見した世界を、孤独に追求していったんだな、と思う展覧会だった。