中之島香雪美術館で 開館記念展「 珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~ 」 I 美術を愛して を見てきた。
朝日新聞社の創業者・村山龍が収集した美術品で、国指定重要文化財は19点、重要美術品は23点を数える。
村山コレクションの中から約300点を選りすぐり、1年間、5期にわたって紹介、オープニングを飾る本展「美術を愛して」では、村山龍平と特にゆかりの深い名品や、収集をめぐるエピソードが知られる作品を中心に展示するとのこと。
これは、美術館は初めて。 と言っても開館したばかりのようだが。
中之島のフェスティバルタワー・ウエスト 4階にある。
スペースはそんなに広くない。
ちょっと物足りなかったかな。
「病草紙 小法師の幻覚をみる男」(平安~鎌倉時代、12世紀)、「二河白道図」(鎌倉時代、13~14世紀)や梁楷「布袋図」(南宋時代、13世紀)等の古い名品があって、さすがの個人コレクションだ。
(伝)范安仁の「藻魚図」は、水中の鯉や蟹を描いた一幅で、清涼感があって好きだな。
あと、雪舟の絵とかもあったが、特に惹かれた絵はなかった。
★ 岩佐又兵衛「堀江物語絵巻」
この絵は、今回展示されていない。
別の期に展示されるのであろう。 ポストカードを買った。
今年、京博で待望の「池大雅」の大回顧展が開催される。
京博で開催されているビッグネームの大回顧展シリーズだ。
その次にやって欲しいのが、この岩佐又兵衛。
あまり見たことがないんだよねえ。
謎に満ちて、あまりに個性的なこの画家の大回顧展をやって欲しいものだ。
しばしば浮世絵の源流といわれるそうだし、その由縁も垣間見たい。