昨年の11月の話になるけど、サントリー美術館に 「逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし」を見に行ってきた。
久隅守景は、狩野探幽に師事し、探幽門下四天王の筆頭と目されるまでになりました。守景は探幽の姪・国と結婚し、二人の子供を儲けますが、娘の雪信は駆け落ちをし、息子の彦十郎は佐渡へ島流しになるなど、身内の不祥事が続いたため、探幽のもとを離れたといわれています。晩年は加賀前田家の招きで金沢に滞在し、数々の代表作を生み出しました。守景は農民風俗を詩情豊かに描き出し、独自の世界を確立します。
本展では守景の作品を通して、その魅力と謎に包まれた半生に迫ります、とのこと。
★「四季耕作図屏風」 久隅守景
近くで見るといいが、離れてみると良くない。
イマイチ。
下の絵は買った絵ハガキだが、どうやら重文の石川県立美術館の「四季耕作図屏風」で、本展では展示されていなかった。
絵ハガキの方が大分いい。
「四季耕作図屏風右隻」
「四季耕作図屏風左隻」
「納涼図」
久隅守景という人は、歴史に埋もれた名人かと思っていたら、全然良くなかった。
期待外れもいいとこ。
珍しく農民を描いたので、過分に評価されているのだな。
「納涼図」も生で見ないと、本当にいいかどうか、わかったもんじゃない。
それにしても、本展は酷かった。
美術館は、館内は広くて豪華なのだが。
唯一の見所の「納涼図」が前期展示のみだったし。