先週だけど、奇跡のクラーク・コレクション ルノワールとフランス絵画の傑作展を見た(2013/08/30)。アメリカ屈指の印象派コレクションで知られるクラーク美術館の所蔵品からの展覧会である。やはり、アメリカの美術館というのは、ビッグネームの画家の2流の作品が多くて、げんなりする。まあ、それでもいい作品はあったかな。
最初は、コロー。5点もあったが、コローらしいのは最後の1点だけ。ミレーは、2点。《羊飼いの少女》は、まあ良かった。モネ、シスレーはイマイチ。ピサロは雪景色の絵が良かった。ドガが4点。最初の《自画像》がシックで、とても洗練されていて、素晴らしい。若書きであるが、惹きつけられた。そして、ルノワールが22点もと、今回の売りであった。しかし、イマイチである。ルノワールともなれば、一級品を数多く見てきているので、違いがわかってしまう。その中で、《頭部の習作》は、歳の違う無邪気な子供たちの顔が8つ、デッサンされて並んでいて、それが珍しくて印象的であった。ルノワールで一番良かったのが、《シャクヤク》。シャクヤクのピンクが鮮やかで、ルノワールらしい、明るい色の美しさを十分感じさせてくれる一品であった(ただし写真からはわlからない)。ルノワールの花の絵で、記憶に残っているのはないので、もしかしたら、この絵がルノワールの花の絵のmyベストかもしれない。
ミレー《羊飼いの少女、バルビゾンの平原》 ルノワール《シャクヤク》