黒田空砲後の今後の株価はどう動くのか?

 日銀黒田総裁が動かず、日経平均は暴落した。
これからも下がるのか、それとも反動で上がるのか、難しいところ。
検討してみた。
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最近の日経平均の推移。

 OPECで増産しないことが合意しなかったことによって、4/18株価が600円近く下がった。
これも結構な下げ幅だった。
その後、
黒田日銀総裁は、20日午前の衆院財務金融委員会で、「日銀による上場投資信託(ETF)の買い入れについて、株式時価総額との関係で日銀のプレゼンスが大き過ぎることはない」、との認識を示した。
これを、市場では「4月27、28日の決定会合での追加緩和に前向きな発言」(外銀ストラテジスト)と受け止める声も出ている。
そして、ヘッジファンドが日銀プレーをして、日本株を買っているというのだ。
という日銀プレーが始まった(こちら)。
これで、OPEC不合意が吹っ飛んだ。
1400円近く上昇した。
今から考えると、これは日銀黒田総裁の口先介入だったのかもしれない。

 そして、今回の黒田空砲で600円下げ。
OPEC不合意前の適正レベルに戻っただけじゃないかな。
もし、黒田総裁の思わせぶりな発言がなければ、OPEC不合意後の16,200円近くから黒田空砲でさらに下がることになるはずだった。
それを、黒田総裁が思わせぶりな発言をして、あらかじめ株価を吊り上げておいたのだ。
そこから、空砲で下がっても、下げ幅には心理的に限度がある。
う~ん。 これは見事な黒田総裁の采配としか言いようがない。
黒田総裁は、アメリカのヘッジファンドを手玉にとったのだ。
これは、傑作だな。

 さて、株価の適正レベルだけど、OPEC不合意後の16,200円の方が正しいかもと思ったけど、今WTI原油先物価格が46ドル/バレルとまずまずなので、OPEC不合意前の16,900円とした。
今300円ほど下がりすぎているので、300円ほど揺り戻すんじゃないかな?
もっとも、ヘッジファンドが怒って、しばらく日本株は買わないということもあるかもしれないが。

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