京都府丹後にある、由良ヶ岳に登った(2014/07/25)。
最高気温33℃の酷暑の中の登山となった。
おのれの耐久試験みたいだった。
舞鶴大江ICで降りて、175号線、178号線で由良川沿いに北へ、若狭湾に出て、由良海水浴場から南に国民宿舎由良荘へ、途中の道脇に車を停めた。
麓から見た双峰の由良ヶ岳。
ここは、私有地で無許可では車は停められない。
左手に登山口がある。
この扉を開けて、登っていく。
最初は、花崗岩のえぐれた山道を登っていく。
尾根に登ると、平坦な道になる。
植林の中を登る。
水飲み場への別れ。
しかし、しょぼいらしいので、行かない。
少しで、窯跡に到着。
少し広くて、休憩に最適。
心地よい風も吹いてくる。
自然林の中を登っていく。
今度は、植林の中を、九十九折に登っていく。
暑くて暑くて、へとへとで休み休み登る。
頂上近くで、水場への別れ。
こちらにも行かない。
やっとこさ、東峰と西峰を結ぶ尾根に出た。
はあ~。 へとへとで座り込んだ。
昼飯には遅い時間だが、食べる気になれない。
カロリーメイトを囓る。
30分近く休んだろうか。 少し持ち直す。
それでも、こんな暑い中、誰も来ないので、ここにリュックを置いていく。
左手に少し登ると、四方に開けた東峰に出る。
すかっとした感じ。
東峰頂上には、虚空蔵菩薩の祠がある。
それにしても、爽快な若狭湾の眺め。
紺碧の海。
真下には、由良海水浴場が見える。
泳がずに、暑さにむせ返りながら登るバカは俺くらいだな。
右手には、由良川の河口。 割と大きな川だ。
南西方向の山並み。
西には、これから向かう西峰が見える。
西峰への尾根道は、豊かな自然林の道だ。
眺望はないが、気持ちいい。
元気なら、樹木の同定をするのだが、しんどくてする気になれない。
西峰頂上。
草むらと化しかけている。
展望は、北西の宮津方面しかない。
それも木が生い茂っていて、苦しい。
栗田半島。
天橋立が、なんとか見える。
しかし、感慨に耽れるほどは、見えない。
天橋立が見えたという満足感だけだな。
さて、帰る事にする。
来た道を戻る。
それにしても、暑かった。
もう2度とこの時期に低山に登るまいと思った。
けど、東峰からの海の眺めは素晴らしかった。
爽快だった。
山から見る海は、素晴らしい。 大好きだな。
以前登った青葉山から見た海も素晴らしかった。
あと、ここの尾根の自然林も種類が多そうで、良かった。
元気があったら、もっと見ていたのだが。
ハンミョウも数回、見かけた。
山に登っていても、あまり見ないのだけど。
青葉山でも見たから、丹後にはいるのかな。
(コースタイム)
登山口12:15 → 窯跡13:05 → 14:25尾根の別れ14:50 → 14:55東峰15:05 → 15:25西峰15:35 → 15:50尾根の別れ15:55 → 16:35窯跡16:45 → 登山口17:10
由良ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。
多分、タムシバ(地点A)。
タムシバの平滑の樹皮。
細長い、全縁の葉で互生。
ノリウツギ(地点B)。
花は、集散状花序という形で、白い両性花と装飾花が見られる。
ノリウツギの縦・裂の樹皮。
長い葉柄と赤い枝で、ヤマアジサイと区別がつく。
似たタニウツギは、花がピンク色。
今回は、2種類だけ。
暑さで疲れて、樹木の判別をする気になれず、尾根上の自然林が豊かだっただけに、勿体無いことをした。