六月の話だけれど、書き損ねていたので。
岡山県と鳥取県の県境にある那岐山1255m登った(2016/06/03)。
美作ICから、51号線で北上、蛇淵ノ滝前の駐車場に車を停めた。30分かかった。
その前に麓から見た那岐山。
最初に出会う駐車場より奥にある駐車場である。
また、ここより少し先の登山口前にも駐車スペースがある。
蛇淵ノ滝前の駐車場。 振り返って撮った。
鳥居のある蛇淵ノ滝入り口 。 ちょっと蛇淵ノ滝を見ていく。
蛇淵ノ滝。
道に戻って、登山道に向かう。
BCコース登山口 。 ここを右に入る。
BCコース分岐。 ここを右のBコースへ。
橋を渡る。
沢沿いの道を緩やかに登って行く。
植林の中を登って行く。
Aコースへの分岐を見送って、まっすぐに進む。
自然林となり、明るい陽射しが気持ちいい。
風情のある景色が広がっている。
この辺りが気持ちいい。
黒滝への分岐 を気にせず、右へ。
那岐山頂上が見えてきた。
下界の眺めが素晴らしい。
南東に、1009mのピークがすぐそこに見える。
鈴なりのサラサドウダンの木。
釣鐘状の花が綺麗だ。
尾根に出会う。
ここを左へ。
この辺りは、サラサドウダンの大群落だ。
気持ちの良い尾根歩きとなる。
右のピークが那岐山頂上、左のピークが三角点峰だ。
間の鞍部に避難小屋が見える。
那岐山頂上に到着。
四方に気持ちの良い展望が開けている。
山並み。
西の三角点峰とその手前に避難小屋。
遥か向こうに、大山も見える。
ここで昼食を食べた後、
三角点峰に向かう。
鞍部に下って、那岐山頂上を振り返る。
三角点峰に到着。
滝山への稜線。
滝山に向かう。
これが素晴らしい稜線。
ちょっとアップダウンがあってしんどいけど、展望が素晴らしい。
1170mのピークまで一登り。
ピークに東屋があるので、ここで寝転んで休む。
滝山に向かって、少し下る。
途中、笹ではなく、林の所もある。
それが、稜線歩きの丁度いいアクセントになる。
稜線の中間点辺りになるのかな。
1150mのピーク。
この辺りも気持ちがいい。
左手には、陸上自衛隊の演習場を見下ろせる。
また、林の中の歩きになる。
この辺りもサラサドウダンが花盛りだった。
滝山に向かう最後の登り。
途中、滝神社への分岐があるが、そのまままっすぐ登る。
滝山頂上の展望台が見えてきた。
滝山頂上に到着。
展望台からの眺望も素晴らしい。
やってきた三角点峰と那岐山が見晴らせる。
日名倉山も見える。
三角点峰まで戻るべく、向かう。
大分、三角点峰に近づいてきた。
三角点峰まで戻ってきた。
ここを右へ。
Cコースから下る。
下って行く。
林の中の歩きになる。
ここでもサラサドウダンが咲いている。
大神岩に到着。
岩から下界が見晴らせる。
つづら折りを下って行く。
つづら折りを下って行く。
林道に出会う。
登山口に到着。
すぐで、駐車場。
素晴らしい山歩きだった。
サラサドウダンが咲き誇っていて、目を楽しませてくれた。
滝山への稜線歩きがまた素晴らしい。
笹原の見晴らしのいい稜線、所々にサラサドウダンが咲く林もあって、アクセントもある。
アップダウンがあって、少ししんどいけど、滝山まで歩く価値は十分にある。
(コースタイム)
駐車場8:50 → 9:50黒滝への分岐10:00 → 稜線出会い11:05 → 11:25那岐山頂上11:55 → 三角点峰12:05 → 12:30東屋12:40 → 13:30滝山頂上13:40 → 14:25東屋14:35 → 三角点峰15:00 → 15:40大神岩15:45 → 駐車場16:45
那岐山・滝山の登山で出会った樹木を紹介します。
今回は、随分樹木の写真を撮った。
木々がとても綺麗に見えたから。
那岐山~滝山の稜線上の樹木は、ほとんど網羅したんじゃないかな。
コガクウツギ(地点A)。
光沢があり、葉先は長く伸びないコガクウツギの葉。
紅紫色のコガクウツギの枝。
円錐花序で、白い装飾花の飾り弁は3~5枚のコガクウツギの花。
低木層の少ない谷筋の二次林などに生育し、道端ではよく日があたるので、見事な開花が見られることがある。間伐されているヒノキの植林地で群生していることもある。という解説を読んだが、その通りの箇所に群生していた。
オシダの群落。
オシダ(地点B)。
クリ(地点C)。
縦・裂のクリの樹皮。
この木は若いせいか、裂けていない。
細長い葉で、鋸歯の先まで緑色でクリ。クヌギ・アベマキは、鋸歯の先は緑色が抜けている。
タニウツギ(地点D)。
縦に浅く裂けるタニウツギの樹皮
葉脈は凹み、裏全体に白毛が密生し、白っぽく見えるタニウツギの葉。
ピンク色のタニウツギの花。
何というシダだろう?
まばらに生えていたヒノキ。
赤みを帯び、縦裂するヒノキの樹皮。
葉先が丸く触れてもちくちくしない鱗状葉のヒノキの葉。
裏にY字形の白い気孔帯がある。
サラサドウダン。
平滑で灰色のサラサドウダンの樹皮。
枝先に集まるサラサドウダンの葉。
鐘型のサラサドウダンの花。総状に多数つり下げる。花の色は淡黄色で、紅色の筋が多数入る。
ミズナラ。
ミズナラの縦・裂の樹皮。
先太りの葉で、コナラ・ミズナラ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ。
ナナカマド(地点E)。
平滑で時に浅く縦・裂、灰色のナナカマドの樹皮。 やや横長の皮目。
よく尖る鋸歯の羽状複葉。
赤い葉軸。
サイコクキツネヤナギ。
白色の長い軟毛が目についたので。
ここにもタニウツギ。
縦に浅く裂けるタニウツギの樹皮。
葉脈は凹み、裏全体に白毛が密生し、白っぽく見えるタニウツギの葉。
ピンク色のタニウツギの花。
ノリウツギ。
縦に浅く裂けるノリウツギの樹皮。
長い葉柄と赤みを帯びる枝で、ヤマアジサイと区別がつく。
オオイタヤメイゲツ。
オオイタヤメイゲツの樹皮。
11~13裂のオオイタヤメイゲツの葉。
鋭い重鋸歯。
やや横に広い葉形。
葉柄は長くて、無毛で、葉裏の毛も少なめ。
9~11裂のハウチワカエデは、葉柄は短くて、葉柄・葉裏に白い綿毛が多い。
アキグミ(地点F)。
ナツグミの可能性も結構あり。
灰黒色のアキグミの樹皮。
表面には銀色の鱗状毛があるアキグミの葉。
枝先ほど白いのがナツグミとの違い。
中央右の枝先が白く見える。
これで、最終的にアキグミと判断した。
カマツカ(地点G)。
灰色で縦筋が入るカマツカの樹皮。
やや硬い質感で、細かく鋭い鋸歯があるカマツカの葉。
短枝には束生する。
枝の先に複散房花序を出し、花弁は円形のお碗状で5枚の白い小さなカマツカの花。
クマシデ。
皮目が縦に連なって筋になり、老木ではやや裂けるクマシデの樹皮。
側脈は15~24対のクマシデの葉。
基部は丸いか軽く湾入する。
似たサワシバは、クマシデより幅広で、表の脈上に長い絹毛がある。
似たチドリノキは、対生で、重鋸歯。
バイケイソウ。
アズキナシ(地点H)。
平滑で縦筋が入るアズキナシの樹皮。
直線的な側脈が目立つアズキナシの葉。
重鋸歯が小さい。
タンナサワフタギ(地点I)。
灰褐色で薄く剥がれ、遠くからは白く見えるタンナサワフタギの樹皮。
倒卵形で、やや荒い鋸歯があるタンナサワフタギの葉。
鋸歯の先端が内側に曲がる傾向があるのが、似たサワフタギとの違い。
タンナサワフタギの円錐花序の白い小さな花。
花冠は5つに裂け、雄しべは多数。
ナガバモミジイチゴ。
ナガバモミジイチゴの枝。
3裂で重鋸歯のある縦長な形のナガバモミジイチゴの葉。
橙黄色のナガバモミジイチゴの実。