大阪の金剛山と中葛城山に登った(1014/06/13)。
松原ICで降りて、309号線で南下、1時間ほどで、金剛山ロープウェイ乗り場の駐車場に到着。
金剛山ロープウェイ乗り場に向かって歩き、左手のゲートをすり抜けて、久留野林道へ入る。
久留野林道を登っていく。 コンクリートで舗装されている所も多い。
標高870mくらいの上方まで、舗装道が続く。
山道に入って、5分ほどで、久留野峠に到着。
右手の道を急登する。
登りきると、開放的なササ原と青空が広がっていた。
右手にヒノキ林(or杉林)、左手にササ原の気持ち良い道を少し歩くと、
中葛城山頂に到着。 平坦なので、山頂という感じがしない。
山頂の向こうを少し下ると、奈良五條市の眺めが素晴らしい。
久留野峠に戻って、今度は北に向かう。 少し登ると、緩やかな尾根道となる。
標高1000mの所に、お地蔵さんがあった。 ここのベンチで昼食をよばれる。
感じの良い、木のアーケード。
平坦な尾根道が続いたあと、少し下ると、伏見峠。
ちはや園地を通り過ぎると、左手に展望台。
展望台からの眺めは素晴らしい。 眼の前に、これから向かう金剛山(左)と湧出岳が見える。
南には、南葛城山が見える。
湧出岳への別れを右に行く。 昨日の雨のせいもあり、じとっとしていて薄暗い、気持ちの悪い道を登る。
電波塔に出た。 これが先ほどの展望台から見えていた湧出岳の電波塔か。
先ほどの別れからの道と合流して、しばらくで、一の鳥居。 意外と質素。 山の鳥居。
金剛山頂上付近には、杉の巨木が多い。 信仰の地らしい。
道の脇に、雄略天皇が狩りをしたという故事による矢刺神社があった。
単に狩りをしたというより、何か大きな事件があったことを意味しているんだろうな、と古代に思いを馳せる。
やっと、葛城神社に到着。 この石段を登ると、足を踏む音が軽く響く。
これは、何か工夫がされているに違いない。 または石が良いのか?
少し感動。
狛犬が出迎えてくれた。 この狛犬がなかなかいい。 古い物ではなさそうだが、いい味出している。
葛城神社。 と同時に金剛山山頂でもある。
拝殿の奥の大社造りの本殿。
時間もあるし、心地よいので、ベンチでしばしくつろぐ。
ふと、見上げると、木々に縁どられて、青空と雲が美しい。
十分くつろいだので、裏参道のブナ林を通って、戻る。
左手に、頂上の平らな葛城山が見える。
おー、この前登った山だ。 あの平坦な頂上がこんな風にみえるのか。
しかし、葛城山から見た金剛山は、実に雄大で、眼の前に聳える感があった。
だのに、金剛山から見る葛城山は、遠くて小さい。 不思議だな。
途中で転法輪寺に行くのを忘れたのに気付く。
しょうがない。 戻る。 下り途中の夫婦杉。 案外、でかいよ。
転法輪寺。 疲れを感じた。
ちょっと雰囲気があったので。 赤い灯篭がね。
さて、後は来た道をひたすら戻る。 湧出岳には行かない。
道がわかっているから、速いし、楽。
登山としては、あまり面白くなかったなあ。
葛城神社等に歴史を感じたけど。
(コースタイム)
ロープウェイ乗り場の駐車場10:55 → 久留野峠11:30 → 11:40中葛城山頂上11:55 → 久留野峠12:05 → 12:25昼食12:45 → 伏見峠13:05 → 14:00金剛山山頂14:45 → 15:45久留野峠15:50 → 駐車場16:20
ちょっといいなあ、と思う樹木を紹介します。
中葛城山山頂のササ原(地点A)。 気持ちがいい。
リョウブの小群落(地点B)。
ちはや園地で見たウリハダカエデ(地点C)。 花が咲いているように見えたが、
ウリハダカエデの翼果だった。
ウリハダカエデの滑らかな樹皮。
左手の崖の上に、ブナ林が見られた(地点D)。
ヤブウツギの真紅の花房が美しい(地点E)。
葛城神社裏のブナ林(地点F)。 地衣類が沢山ついていて、年季を感じさせる。
駐車場間近の道脇に咲いていた、ウツギ(地点G)。
ウツギの白い花。
ウツギの葉。
ウツギの幹。 中が空洞だそうだが、見たことない。
近くに咲いていたオオバアサガラ(地点G)。
オオバアサガラの白い花。 多数の細い花びらで可憐。
何とも不思議な雰囲気な松に気付いた。
調べると、ヒマラヤスギだった(地点G)。 植樹だな。