奈良県・天川村にある観音峰1347mに登った(2015/04/30)。
309号線で南下、天川川合へ。トンネルを抜けると、右手に観音峰登山口駐車場がある。
しかし、一旦、洞川温泉を通り抜けて、稲村ヶ岳登山口までいって、自転車を置いておいてから、観音峰登山口駐車場に戻った。
観音峰登山口駐車場。
山上川にかかる橋を渡る。
山上川。 とてもきれいな水だ。
渡って、ちょっと左に進んで、登ると、本格的な登りとなる。
観音の水。 少し飲む。
25分ほどで、展望台への別れに到着。
すぐ左手に展望台。
少し展望がいいくらいかな。
面白いのは、岩にはめ込まれた紫の解説板。
道中、いくつも出会うことになる。
後醍醐天皇の南朝と天川河合の関わりの歴史が書かれている。
逃れて来た南朝の歴代天皇を天川河合の土豪達が必死に守って来た歴史が書かれていて、興味深く読めた。
この辺りから緩やかな登りとなる。
この岩の多いあたりから、新緑の自然林が美しくなってくる。
左手に、広大な自然林が広がっている。
休憩所に出会う。
鳥居をくぐって、
左手の石段を、登っていく。
新緑の自然林が美しい。
岩屋の分岐に出会う。
ここを左なのだが、標識の文字が消えかかっていて、右手に行ってしまった。
巨大な岩壁が目の前に立ちはだかっている。
左手に岩のくぐり穴が見える。
右手に少し登ると、石窟がある。
南朝の長慶天皇が戦いに敗れ、この石窟に避難されたことがあるらしい。
数人しか入れない小さな石窟なんだけど。
これ以上進めないことに気付く。
先ほどの岩のくぐり穴の所かと思って、くぐり穴を通り抜ける。
狭いから、リュックを外して、手に持って潜り抜ける。
この辺りにきれいな白い花が咲いていた。
あるかなきかの踏み跡を進んでいく。
これはおかしいと思ったが、強引にでも登ってやれと進むが、厳しくなってきた。
撤退することにする。
20分近くロスした上、踏ん張って登っていたため、ぐっと疲れてしまった。
先ほどの岩屋の分岐まで戻ると、標識に左手に観音峰と色が薄れた文字が書かれていた。
左手へ。
巨大な岩壁の左手へ回り込み、急登を登る。
尾根の上に出て、植林の中を抜けると、
大きな石碑の建つ観音平に到着。
向こうに見えるのは、観音峰ではなく、1285mのピーク。
ここは、四方に展望が開けていて、実に気持ちが良い。
おまけに石段の上に、寝転がることもできる。
中でも、東側が素晴らしい。
山上ヶ岳、大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤノ頭と並ぶ山並みは、圧巻。
ここで昼飯を食べて、寝転がる。
自然林の中、1285mのピークを登る。
乗り越え、尾根道を抜け、
観音峰への緩やな登りとなる辺りの、右手の自然林が実に気持ちが良い。
だだっ広い観音峰頂上に到着。
葉を落とした木々越しに少し展望があるが、夏になれば、ないだろうな。
法力峠に向かって、直進する。
右手に広がる自然林が素晴らしい。
バイケイソウの群落。
これを見ると、鮮やかな緑に魅かれて、いつも写真を撮ってしまう。
ひとこぶ目あたりから、植林の中の尾根歩きとなる。
三つ塚に到着。
歩いて行くと、
右手に、大日山と稲村ヶ岳が見える。
昔、同じころ登ったなあ。
バリゴヤノ頭も見える。
三つ目のこぶから岩稜となってくる。
こぶを下り、
植林の中、ここで右に屈曲する。
急坂を下ると、
法力峠に到着。
ここを左手に進む。
ここからは、植林の中、山腹の単調な歩きとなる。
母公堂への別れを直進して、
途中、五代松鍾乳洞出口がある。
そのまま、直進していくと、
稲村ヶ岳登山口に出た。
そこからは、置いておいた自転車で、洞川を通り抜け、観音峰登山口駐車場に戻った。
後醍醐天皇の南朝と天川河合の関わりの歴史、観音平からの展望、岩屋手前の休憩所から観音峰すぎにかけての自然林の新緑の美しさが素晴らしい、山登りであった。
(コースタイム)
観音峰駐車場11:20 → 展望台11:45 → 13:05観音平13:30 → 14:05観音峰14:10 → 14:35三つ塚14:40 → 法力峠15:40 → 稲村ヶ岳登山口16:45 → 駐車場17:00
観音峰の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
ヤマシャクヤク(白花)(地点C)。
ここは、絶滅危惧種のベニバナヤマシャクヤクが有名だけど。
岩屋の石窟近くの岩のくぐり穴の近くで見かけた。