G大阪は8日、梶居勝志強化部長の辞任と、アカデミーダイレクターを務めていた松波正信氏の強化部長就任を発表した。
山内隆司社長によると梶居強化部長から辞任の申し出があったのは、2点差大逆転負けを喫した名古屋戦(5日)後の6日。「責任を取りたいということで、シーズン途中だったが本人の意向が強かった」と説明した。
松波強化部長からは「一致団結しよう。心のないヤツをサポートするほどの余裕は今のG大阪にはない。情熱を持ってやろう」と第一声が発せられたという。当面はかつて強化部長を務めた上野山信行取締役がアドバイザーとして支えていく。
松波氏は現役時代はG大阪一筋16年。05年の引退後は指導者の道を進み、12年にはシーズン途中にG大阪監督も務めた。14年からはJ3鳥取の監督に就任し、16年からはライバルであるC大阪のU―18コーチ。今季から古巣に復帰し、アカデミーダイレクターを務めていた。
諸悪の根源、梶居強化部長が辞任した。
最初の失敗が、昨年シーズン半ばにもかかわらず、長谷川監督と来季契約しないことを早期に発表したことだ。
これが、選手のメンタルに影響した。 以後、Jでは、0勝6敗4分けという惨憺たる成績だった。
それでも、監督を交替しなかった。 これで、チームに負け癖がついたのだ。 そして、ガンバは弱くなったというイメージを相手に植え付けた。
それが、今期にも影響を与えていたと思う。
そして、クルピ元監督の招聘。 ここまでダメ監督とは思わなかった。 自分はセレッソ時代をあまり知らないので、そこそこやれるんだろうと、漠然と思っていたが、勝負弱いというイメージは持っていた。
しかし、強化部長ならどんな監督か見抜けていなかったら話にならないからね。
あと、クルピ元監督はマテウスをシーズン前から連れてきたかったみたいだが、しばらく様子をみましょうと呑気に構えていたこと。 これもマズかった。
マテウスもシーズン前から来ていたら、どうだったかわからないよ。若いからいきなり日本のサッカーに合わせるのも難しいからね。
ということで、失敗の連続。 認識の甘さがそこここに伺えた。
その梶居強化部長がやっとこさ辞任した。 自ら辞任したのは立派。
名古屋に逆転負けの後で、雰囲気を変える一助にはなると思う。 最後の奉公。
ただ、松波正信新強化部長に対しても自分はいいイメージがないんだが。
コーチ(監督ではない)以外の仕事は、ある程度地頭が良くないとダメだと思っている。
松波さんからは、それを感じない。 ま、印象だけだけど。
ガンバの監督後、鳥取・C大阪と現場を経験しているから、成長していればいいんだが。
ま、ガンバの財産であるユースを築きあげたガンバ最大の功労者・上野山取締役のサポートに期待しよう。