AFCアジアカップUAEのF組第3戦、日本はウズベキスタンと対戦した。
日本の出場メンバー。
期待通りの、予想通りのメンバー。
北川以外全員変えてきた。
ウズベキスタンも5人メンバーを変えてきた。
前半、日本がボールを支配していた。
乾がどんなプレーをしてくれるかと期待していたんだが、いきなりドリブルのボールを取られる。
出鼻を挫かれた。 以降、ドリブルの切れ味は見られず、パスに終始した。
最初は連携が取れないのはしょうがないので、個人技で何とかして欲しいなと見ていた。
伊藤が右サイドでいい突破を見せていたので、そこからチャンスが生まれるかなと見ていた。
しかし、前半40分、カウンターを喰らってしまう。 ハーフウェーライン付近からスルーパスを出され、ショムロドフが抜け出す。 槙野が競り負け、三浦がカバーに入るも、切り返し気味に内に入られ、そこも、槙野が競り負け、右足のアウトサイドでシュートを決められた。
槙野の責任だな。 最初の競り負けも痛いが、三浦が縦を切って、内に入られた時、ラッキー、槙野が取れると思ったら、そこも競り負けた。 最初の競り負けでやられたと思って、何となく並走しまっていたからだ。
槙野が気が抜けたプレーをした。 使えないな。
後半、追いつけるかどうかだなと見ていたら、すぐさま、前半43分、右サイドで競り合いの中から室屋が反転して、タッチライン際まで侵入、クロスを上げる、ゴール前に入り込んだ武藤が強烈なヘディングシュートを決めた。
フィジカルの強さを感じさせる素晴らしいシュートだった。
前半の内に追いついたのは、とても大きかった。
前半はこのまま1-1で終了。
さあ、後半はもっと連携が取れて、乾も調子が出てくるかなと期待していた。
後半9分、伊東がスピードで持ち上がると、PA手前から強烈なシュート、GKに弾かれるが、いい感じ。
そして、後半13分、室屋が右サイドからクロスを入れるも、DFにクリアされるが、その跳ね返りを塩谷が左足で振り抜く。鋭いミドルシュートがゴール右に突き刺さった。 これで、2-1のリード。
その後、ちょっとオープンな試合になりかけたが、調子が出ず、雑なプレーになってきた乾を原口に交替、順次FW陣を遠藤、冨安と変えて、守り切った。
点を取られそうな感じはなかったね。 クロスをきっちり中で跳ね返せていた。
三浦も良かったし、佐々木も高さが効いていた。
後半41分、ハシモフが強烈なミドルシュートを放つが、シュミット・ダニエルが弾き出した。
シュミットは、高さがあるからああいう高いボールでも楽に触れる。
CKやハイクロスでも安心して見てられるな。 キックも安定しているし。
今日のプレーでシュミット・ダニエルが正ゴールキーパーで決まりだな。 そういう試合だった。
東口は肝心な時に怪我をしてしまったなあ。
森保監督の手堅い采配が目立つ。
最初の2戦は選手交代をあまりせず、慎重な戦いだなという印象を持った。
リードしたら守り重視で、安易な交代はしない。
今日はFWを変えて、がっちり守った。 逃げ切る守り方をよく知ってるのかな?
日本人は苦手なことだけど、初めて得意な日本人監督が現れたのかな? 注意深く見守っていこう。
初めて出た選手たちが躍動した。
見ていて、清々しかった。 やる気が出ていたね。
大迫が戻るまでは、武藤がやれそうなことがわかって良かった。 それだけの実力はある選手だし。
伊藤もスピードが活かしたプレーに磨きがかかってきている。
塩谷も守備的ボランチとして十分やれることを証明した。
ボールを簡単に捌いて、余計なことをしていないし、守備ではきっちり当たれていた。
得意のシュートのパンチ力も見せつけたし。
青山はパスの精度がちょっと低かったかな。 ミスパスが散見されたし。 守備もきつくなかった。
まあでも試合はコントロール出来ていた。
室屋は攻撃で自分の特徴を出せていた。 酒井が前の試合みたいに調子でないようなら十分使える。
三浦も合格点。 ショムロドフのあのドリブルを抑えていれたら、文句なしなんだが。
佐々木は守備の選手で、その部分では問題なかった。
乾は調子出してくれないと困る。 終盤の切り札になってくれないと。
北川は覇気がないなあ。 プレーがうまくいかないと、ああ、という感じで終わってしまう。
岡田監督がなぜ南アフリカ大会で自分を使ったんですかという松井大輔の質問に、ドリブルを取られて、ああと天を仰ぐ選手は使えない。すぐ取り返そうとする選手を使いたい。後悔したくなかったから、と答えていた。
北川はセンスがあると思う。しかしずば抜けたセンスではない。 だから必死にやらないと。
あの武藤でさえ、泥臭くプレーすると何回も言っているんだから。 あれは、自分に言い聞かせてるのもあるんだろうな。
北川は、監督が使ってくれてるし、長友も気を使ってくれてるしで、凄く恵まれている。 こんなチャンスは2度とないよ。
がむしゃらにやらないと。
今回のメンバーはかなり起用できそうなことがわかった。
今後どんな融合を見せてくれるか、監督の采配が楽しみだな。