「米供給管理協会(ISM)が3日に発表した9月の非製造業総合指数は、市場予想を下回り、2016年8月以来の水準に低下した。米中貿易摩擦の悪影響が、ついに米国の非製造業にまで波及し、関税引き上げ「効果」の大きさをまざまざと見せつけた。」というロイターの記事を見て、本当かな?と思った。
米・ISM製造業景況指数 と米・ISM非製造業景況指数 の推移。
(50以上であれば、好景気であるという指標。)
米・ISM製造業景況指数が2016年以来の50を切っている。
対中関税第二弾以降、下がり続けている。 しかもまだ下がり続ける勢い。
これは、明らかだな。
米・ISM非製造業景況指数もかなり下がっているからなあ。
米国は、肉を切らして骨を断つ戦いをしている。
中国経済は米国以上の悪化をしているんだろうけど。
その他の指標はどうなっているかというと、
米・非農業部門雇用者数変化 [前月比]と米・失業率の推移。
良くはないが、顕著に悪くなっているのでもなさそうだ。
トランプ大統領があれだけ貿易戦争しても、むしろ貿易赤字が増えているのが、謎だね。
GDPは、まあ、定常状態という感じかな。
米・消費者物価指数(コア)(前年比)と米・消費者物価指数(前年比)の推移。
2%前後で、こんなもん。
景気サイクル的に米ドル指数は、下がりそうなんだけど、なかなか下がらないね。
そこまで上がっていなかったから、もうあまり上下動しないのかな?