前回、今後の株価を占う(リーマンショックとの比較)と題して、現在の中国元切り下げに端を発する株価下落とリーマンショックの時を比較した。
1例だけの比較では心もとないので、さらに2000年に起こったITバブルの時と今回を比較した。
ITバブルの時の日経平均の推移(2000/2/17から)。
横軸は土日祝日を除く日数。
ITバブル崩壊は意外なことにリーマンショックより長引いたみたいだ。
ITバブル崩壊とリーマンショック時の日経平均の推移の比較。
リーマンショック時は、400日(20カ月、2年弱相当)で18,000から7,000に下落したが、ITバブル崩壊時は、770日(36カ月、3年相当)で21,000から7,600に下落した。
ITバブル崩壊の方が1年も長かった。
これは、米国政府がITバブル崩壊の教訓を生かして、素早く?リーマンショックに対応したからかも知れない。
さて、現在の中国元切り下げに端を発する株価下落とITバブル崩壊の時を比較しよう。
ITバブル崩壊と現在の株価推移の比較(現在は、2015/7/1から)
現在の方が、ITバブルの時と比べて、株価下落により抵抗している。
株価が反発するインターバルは割と似ているような気がする。
まあ、リーマンショックの時の方が似ているが。