ソフトバンクの孫正義氏、アリババ株で日本一の富豪に。

 ソフトバンクの孫正義氏社長が、ユニクロの柳井正会長を抜いて日本一の富豪の座に就いたらしい(記事)。

 中国の電子商取引の最大手アリババが、米国で新規株式公開をする。
その時価総額は、最大で1676億ドル(約17兆9400億円)。
ソフトバンクは、そのアリババに4割弱も出資していたのだ。
その効果により、ソフトバンクの株自体も上昇。
なんやかやで、日本一。

 まあ、ぶっとんだ金持ちの金には興味ないが、エピソードは面白い。
孫社長は2000年に中国を訪れ、現地のベンチャー企業約20社のトップと会談した。
その中で1社だけ、「即断即決」で投資を決めたのがアリババだったという。
孫社長が出資(数億らしい)した当時、もちろんアリババは無名だ。
アリババの創業者であるジャック・マー氏の印象を、孫社長は「数字をみせてもらったわけでなく、プレゼンテーションの資料があったわけでもない。言葉と目のやり取り。彼の目つきは動物的臭いがした」と話した。

 ”動物的臭い”ってなんだ。
やる気に満ち溢れて、眼がランランと輝いていた、ならわかるけどなあ。
けど、そんな奴は中国には5万といて、さらに”動物的臭い”がないとダメなのかも知れない。

 孫正義は”人たらし”だそうだ。
菅直人もそれにやられて、国としてソーラーパネル事業の後押しをすることになった。
(思惑が一致したという方が当たりだろうが)
彼の情熱に、彼と話した人は惹き込まれるらしい。
今太閤だね。
秀吉は、相手に自分をさらけ出す事によって、信頼をさせ、交渉を自分の流れにしていった。
秀吉は、そういう日本なら力を発揮する態度で、中国に乗り出したが、交渉相手にうまく騙されたのが、失敗の一因らしい。

 孫正義は、中国に乗り出しても、成功したという所かな。
孫正義は、中国南朝の宋から戦乱を避け高麗へ帰化した一族の末裔で、さらに1947年に一族で日本に渡ってきた。
だから、中国人ことがわかるのかな。

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