下がりすぎても良くないようなのが、原油価格。
WTI原油先物 チャート(5ヵ月分)。
どうやら値下がりも収まって、少し反転、いつの間にやら、50ドル/バレル越えたようだ。
このへんがとりあえず妥当な所だと思うのだが、
これが、産油国の財政均衡原油価格。
原油だけで、国家財政を賄おうとするなんて、随分虫のいい話だと思うのだが、世界最大の産油国サウジの動き次第なのだろう。
そのサウジの財政均衡原油価格が84ドル/バレル。
シェールオイルの生産コストが60~80ドル/バレル。
それにサウジが目標価格を100ドルから80ドルを甘受する決断を下したらしい。
このことから夏場には徐々に80ドル程度に向かうらしい。
ただ、60ドルが数年続くという説もあるようだ。
70ドルくらいが、産油国もシェールも何とか耐えられて、日本にとってのベストのような気がするが。
もうヘッジファンドは、原油価格の急減による損失を日本株の儲け確定でカバーしきったのかな?