肥満率が高いほど、コロナウィルスの致死率は高いのかな。

 吉村知事がうがい薬「ポピドンヨード」のコロナウィルスへの効能を発表してから、感染メカニズムが気になった。

ウイルスはまず、表面にある突起状のスパイクたんぱく質を、宿主細胞のACE2受容体にぴったりと結合させる。すると、細胞膜にあるたんぱく質の分解酵素「TMPRSS2」や「FURIN」が、ウイルスのスパイクたんぱく質を適切な位置で切断し、ウイルスと細胞の融合を助ける。
かくしてウイルスは細胞内に侵入して遺伝物質(RNA)を注入し、わたしたちの細胞を“工場化”してウイルスを大量に自己複製させられるようになるのだ。 

疑問となるのは、これらがわれわれの体の「どこ」で発現しているかだろう。結論から言うと、新型コロナウイルスは、基本的にACE2とTMPRSS2(またはFURIN)の両方が発現している組織の上皮細胞に感染する傾向にある。

ACE2の発現は、肺、心臓、小腸、腎臓、精巣、肝臓の、特に組織表面で上皮を形成する上皮細胞で報告されている。
TMPRSS2も肺、腎臓、小腸、精巣などの組織で幅広く発現している。

肥満は糖尿病、高血圧、心疾患などの病気を併発しやすいことがわかっている。
英国の大学の調べによると、73パーセントの(集中治療室に運ばれた)重症化患者は男性で、73.4パーセントが肥満だったと伝えられている。また一部報道によると「人工呼吸器を付けている50歳未満の患者の90パーセントは肥満」だという。
この性差とBMI(体格指数)は特筆すべきものだ。
ACE2受容体は、肥満者は普通体重者に比べ発現量が多いと報告されており、肺では肺炎を起こし、膵臓ではインスリン産生を妨げ高血糖を起こします。

という記事を読んで、気になって調べてみた。

各国の肥満率(BMI>30、2016年データ)と陽性率・致死率(8/6データ)

グラグにすると、

各国の肥満率(BMI>30、2016年データ)と陽性率・致死率(8/6データ)

肥満率が高いほど、陽性率・致死率が高くなる傾向があるね。
勿論、その他の要因も絡んでくるから、明確な関係はないが。

メカニズムとしては、肥満者はACE2受容体が多いので、感染しやすく、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を合併していることが多く、その結果腎障害や肝障害が起こりやすく、動脈硬化が進行しているため心筋梗塞や脳梗塞などを合併しやすいので、感染に弱い。

コロナウィルスの危険度が高いのは、高齢と肥満だね。
日本は、高齢化率は世界一だけど、肥満度は世界最低レベルなので、それで致死率も低いのかな。

それにしても、日本の肥満率が世界の中でこれほど低いとは知らなかった。
貧しい国では、肥満率は低いだろうけど、日本は先進国でしかも食の大国だからね。

ちなみに、肥満と判定されるBMI=30とは、

ここまで太るのは、かなりだからねえ。

自分の過去最大のBMIは、27だった。 今は24.5くらいだけど。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする