平均寿命よりは平均余命。

 以前、平均寿命と健康寿命の記事を書いたけど、また興味深いデータを見たので。

 それは、平均余命。
平均寿命は、赤ちゃんで亡くなった年齢も平均されているので、老人が亡くなる年齢より若い年齢になっているな、と思っていた。

   0歳 65歳 75歳 90歳
男 80.5, 19.3, 11.9, 4.4
女 86.8, 24.2, 15.6, 5.7

 この平均余命のデータは、例えば65歳まで生きた人の残りの余命の平均年数は19.3年である。
ということは、老人は、大体84歳で亡くなっているということである。
平均寿命の80.5歳より4年延びてる。
これが、実際の老人の平均寿命ということであろう。

 あと、長生きを望んでいない人が多いというデータも載っていた。
ちょっと意外だったなあ。
自分は健康でなければ長生きしてもしょうがないという考えだけど、同じように考えている人が多いのが意外だった。
しかも、女性もそう思っているようである。
日本人は、身内や他人に迷惑をかけてまで長生きしたくないという思いが強いんじゃないかな。
姥捨山の世界観が、日本人の心の中には今でもあるんだと思う。

 それなのに、無理にでも延命措置をとる医療やマスコミの考え方はどうなのかな。
手塚治虫の「ブラックジャック」の中でも、よく取りあげられていたテーマだった。
ブラックジャックの師匠・本間先生がブラックジャックの心の中で問いかけてくる。
自然に死んでいく人間を無理やり生かす医療というものは、傲慢なんじゃないだろうか?と。
ブラックジャックは、それでも私は生かしたいんだと叫ぶ。
答えはない。
 宮崎駿となると、少し違ってくる。
マンガの「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」でも、人を殺しても、自然を破壊しても、そういうことと闘いながら、生きろというメッセージを放っている。
過激だな。

 話が逸れてしまったけど、老人の平均寿命は大体84歳、ということです。

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