日銀の2017年度決算で、当期剰余金から法定準備金と配当金を差し引いた国庫納付金が7000億円超となることが分かった。
国債利子収入や上場投資信託(ETF)の分配金などで、最終利益に当たる当期剰余金は7000億円超を確保した。前年度の5066億円から増益となり、国庫納付金も同4813億円を上回る。
国庫納付金の推移を調べると、
日銀は儲けているねえ。
バブルの頃には及ばないけど、うまくやっているという事かなあ。
ちなみに2015年度に減ったのは、
日銀は将来の金融緩和の「出口」で保有国債に損失が生じる事態に備え、2015年度に初めて4500億円程度の引当金を積んだことによる。
なるほど~、「出口」に備えて、ちゃんと準備してたんだな。
ちなみに、政府は国債の利払いをしている。
それは歳出なのだが、その歳出の利払いの多くが、日銀に入っていることになる。
そして、その利払いが、国庫納付金という形で、日銀から政府に戻っている。
これは、政府は国債という形で借金を積み立てているが、その利子さえ払っていないことになる。
勿論、日銀以外の買い手には、利子を払っていることになるが、その利子は今微々たるものである。
日本の借金はどでかいと騒がれているが、うまくやっているよ。