11月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は前年同月比7033億円増の1兆1435億円の黒字だった。訪日外国人による消費や企業の海外での稼ぎが黒字を支え、17カ月連続の経常黒字となった(こちら)。
ニュースが実態を伝えてくれているとは限らない。
経常収支等の推移。
勿論前年に比べれば、凄く良くなっている。
ところが、経常収支は4か月連続の減少で、4か月前に比べて40%くらい減っている。
徐々に悪くなっているのが真相だ。
株価が下がっているのも実態を反映してるかも。
気になるのは、貿易収支。
貿易収支の推移。
2015年の貿易収支は、プラマイゼロを挟んで行ったり来たり。
大幅貿易黒字は過去の栄光となってしまった。
これだけ原油安になっても、黒字になれないんだから。
輸出も少しずつ減っているという傾向が見られる。
さすがに中国経済の衰退の影響で、徐々に悪くなっているが、それでも2013、2014年に比べれば、ずいぶん良くなっているというところかな。