世界の銀行の時価総額ランキング上位において、2018年のトップ10はで、4位までを中国の銀行が独占したそうだ。
これは、凄い。 中国経済はまだまだ健在かと思ったんだが。
「ある国・地域の銀行セクターの並外れた成長は、信用拡大ペースが他の国・地域を上回っていることを示す兆候。企業や消費者の借り入れが銀行資産の大半を占める。中国は08年の金融危機以降、経済の好調持続を与信の高い伸びに依存してきた。」
なるほど。
1988年には世界の銀行の時価総額ランキング上位10行中9行が日本の銀行だった。
これは、もっと凄いな。 日本の圧勝じゃないか。
しかし、その3年後の91年に始まったバブル崩壊により日本の金融システムと銀行は大きな打撃を受け、「失われた10年」、あるいは「失われた30年」に突入することとなった。30年前にトップ10入りした日本の銀行9行は現在までに4行に統合され、そのうち1行だけが今年のランキング10位内に残っている。
そして、2007年のトップ10は米英銀が独占。しかし1年後にサブプライム危機が米国を直撃、その後、ソブリン債危機が欧州を襲ったため、07年の上位10行のうち4行が公的救済を受けることとなった。この時、救済されていなければ恐らく4行とも現在まで生き延びられていないと思われる。日本と同様、米欧経済もこの10年のほとんどの間、低成長に苦しんできた。
これは、面白い記事だった。
銀行が膨張したら、それはやはりバブルなんだな。 銀行が何社も大きくなったら、それは成長ではなくバブル。
中国も例外にはなりえない。
どうなることやら。