最近、銀行口座の開設を断られる企業や個人が増えてきているそうだ(こちら)。
本当かいな?
2017年10月の最新データでは大手銀行、メガバンクでの預貸率(集めた預金からお金を貸している率)は51.2%ととても低い数字。
これは、企業はいま史上空前の好業績を上げていて、内部留保が多い。
ところが、マイナス金利で運用先がない。それで「仕方がなく銀行に預金として積んでおく」という状況になる。しかし、マイナス金利なので、銀行も、そんなに預金を持ってこられても、貸し出しに回そうと思っても…、ということらしい。
なるほど。
だから、企業が持ってきた預金を、「全部は預かれない」と言って断るケースが増えているということか。
もっとも、よくよく記事を読んでみると、まだ個人からの預金を断ってはいないらしい。
しかし、こういう状況だと、銀行はそのうち、“お金を預かってくれる”ことに関して、手数料を取ることになる、というのもありえる話だ。
海外の銀行では、口座残高が一定水準を下回ると、口座維持手数料が必要。
日本もそうなるんじゃないかな。
今、メガバンクがリストラをしようとしているし、銀行が苦しんでいるのは、間違いない。