年金の受給資格期間が25年から10年に。

 2017年8月から年金の受給資格期間が25年から10年に短縮される。
今でも年金保険料を納めてるから何だけど、退職する時、25年は意識したなあ。
勤続25年以上はあったから、良かったけど。
厚生年金も、受け取るためには、老齢基礎年金(国民年金)の受給要件である「保険料納付期間が25年以上(2017年からは10年以上)」を満たす必要があるとのこと。

 さて、受給資格期間が短くなって、支給額はどうなるんだと言うと、
国民年金の場合、20歳~60歳までの40年間全額納付した場合、年金額は77万9300円 (平成29年度)となる。
これより短い場合には、その期間に応じて支払われることになるので、計算式は、「77万9300円×保険料納付期間(月数)÷480か月」となる。これに10年間をあてはめると、「77万9300円×120か月÷480か月」=19万4825円となる。
まあ、妥当な話なのかな。

 現在の年金保険料は、月16,490。
納付額は、10年で1,978,800円となる
一方支給額は、194,825円で、10.15年受け取るととんとんになる。
その後の受け取りは、丸儲け。

25年納付した場合、
納付額は、25年で4,947,000円となる。 結構でかいな。
一方支給額は、487,063円で、10.15年受け取るととんとんになる。
その後の受け取りは、丸儲け。
487,063円/194,825円=2.5で、2.5倍の年金をずっと受け取ることができるので、儲け額が大きい。
まあ、ある程度理に適っているのかな。

 それにしても、10年受け取れば、とんとんと言うのは、まずいんじゃないか。
65歳で受け取り始めて、75歳でとんとんになる。
日本人の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳。
微妙だな。 早死にした人の分を回せるから、どうなんだろう。
とんとんになる年齢を平均寿命にしたら、年金機構の採算もとんとんになるんだろうが。

 

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