新海誠監督のアニメ『秒速5センチメートル』に以前、強烈な印象を受けたので、最新作「君の名は」を見た話を以前、記事に書いた。
「君の名は」は、『秒速5センチメートル』ほど強烈ではないが、この監督が好きなので、気になっている。
公開以来の興行収入は11月13日現在で184億9000万円に達したそうだ。
歴代の興行収入ランキングがこれ。
順位 興行収入(億円) タイトル 公開年
1 304.0 千と千尋の神隠し 2001
2 272.0 タイタニック 1997
3 259.2 アナと雪の女王 2014
4 203.0 ハリー・ポッターと賢者の石 2001
5 196.0 ハウルの動く城 2004
6 192.1 もののけ姫 1997
7 173.5 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 2003
8 173.0 ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002
9 163.5 E.T. 1982
10 156.0 アバター 2009
13日現在で「もののけ姫」(193億円)に次ぐ7位。
今月中に「もののけ姫」(193億円)を、年内には「ハウルの動く城」(196億円)を抜くのは、確実。
凄いなあ。 自分的には、とても不思議だ。
「もののけ姫」は、宮崎駿引退作という触れ込みで大々的に宣伝され、引退作ということで、自分も見に行ったくらいだ。
その「もののけ姫」を抜こうというんだから。
「君の名は」は、そこまで宣伝していないしねえ。
子供が見に行くアニメでもないし、一般の年配の大人が見に行くとも思えない。
若者が騒いでいる感じでもないし、一体どうなっているんだ、という感じ。
邦画で歴代2位になったら、凄いことだよ。
ハリー・ポッターと賢者の石は、抜くかもしれない。
アナ雪を超えたら、ひっくり返るよ。
ファミリー全員で見に行くような映画に勝ったら。
そして、海外のネットを見ていたら、公開前から「君の名は」に対する熱さが凄い。
イギリスで11月24日から一般公開され、上映中の映画の中で3位という好発進を見せたそうだ。
1位はハリーポッターシリーズの新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。
2位はテッド・チャンの有名SF小説「あなたの人生の物語」を原作にした『メッセージ(原題:Arrival)』。
なんか、強敵相手に健闘している感じ。
台湾、タイ、香港でも公開され、いずれも週末映画ランキングで初登場1位となった。
台湾では、公開された日本映画では「リング」の記録を抜いて新たに1位となった。
ネットでの評判が世界的に広がっているんだろうなあ。
これまでの新海誠監督の作品が評価されている結果だと思うけど。
『秒速5センチメートル』なんて、どう見ても一般受けするアニメじゃないんだけどね。
ただ、みんな、彼の映像美に圧倒されてるんだと思う。
自分もその一人。
彼の映像美が、彼を世界的なアニメ監督に押し上げようとしている。
そして、人気監督にも。
リアルタイムで見といた方がいいよ、と自分も宣伝しておく。
まあ、自分は『秒速5センチメートル』の方を押したいけど。