中国危機が本当にやばくなってきた。
8月の元切り下げで、全世界の株価が10~15%下がった。
今回の元切り下げでも世界同時株安となっている。
米国の世界的富豪で「イングランド銀行を潰した男」の異名を取る、投資家のジョージ・ソロス氏がこうのたまったそうである。
「中国は調整に関して大きな問題に直面している。私に言わせれば危機と呼んでいいものだ。金融市場には深刻な難題が見られ、私は2008年の危機を思い出す」と(こちら)。
これは、きな臭い。
一番上のリンク記事を読み直したのだが、こう書いてある。
米国の利上げを直接的または間接的要因として1987年にはブラックマンデーが、1997年にはアジア通貨危機が、2007年にはサブプライムローン危機がおよそ「10年に一度」のタイミングで発生している。
次は、2017年だ。
1年ずれているが、誤差の範囲だろう。
中国のGDPは、世界第二位。
それだけに影響が大きい。
けれども米国の経済は復調。
なので、米国に問題のあった、ブラックマンデーやサブプライムローン危機とは異なるアジア通貨危機タイプになるのかな。
日経平均の年次推移。
米国が風邪をひくと、日本はやばいけど、中国はどうかな?
確かに、中国は、日本の1991年のバブル崩壊以上の壊滅的バブル崩壊を起こすと思うけど、それがどれだけ世界に影響を与えるのか。
日本は、中国への輸出は大きいけど、中国は世界への輸出の競争相手でもある。
その中国が経済的に下落しても、影響はとんとんのような気もするのだが。
だから、実態経済への影響は、それほどでもないような気がするのだが。
ただ、安倍首相は、これをリーマン級と称して、消費税増税を延期するかも知れない。
そうなればいいのだが。
ただ、株価はかなり下落しそうな気がする。