裁定買い残と株価(株勉) (2)

 昨日、裁定買い残と株価の関係について触れたけど、今日は予測につながるような話ができれば。
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裁定買い残(単位:億円)と日経平均株価の推移(2013年以降)

 2013年は、爆買いされたので除いて、2014年以降の裁定買い残の平均値は、約30,000億円。
今の裁定買い残は、同じ30,000億円ぐらいなので、今は下げ圧力も上げ圧力もなくなった状況かな。
だから、ちょっと株価が停滞しているように思われる。
買い残が、35,000億円に膨れ上がったら、過去2度と同様に、株価が下がり始めるのじゃないかな。

 何月に裁定買い残が変動するのか、興味があるところ。
日経225先物の場合、取引できる期間が決まっていて、3,6,9,12月の第2金曜日の前日までしか取引できない。
あと、ヘッジファンドの決算が11月末と12月末に集中していて、半期決算は、それぞれ、5月末、6月末。
それらと関係があるのか?

 裁定買い残が1,000億円以上減った週が月に2週以上あった月を列挙すると、
2013年:5,6,8,10,12月
2014年:1,2,10,12月
2015年:1月
10,12,1月はやばいね。
5,6月は微妙かな。
ただ、外人投資家の[買い-売り]額がマイナスとなったのは、過去5,6,8月なので(こちら)、5,6月は、下がると見ている。
ただ、2月中頃から日銀のETF購入資金が使われずに、余って鎮座している状態だから、株価が下がり出したら、日銀資金が発動するかもしれない。
要注目かな。

あと、裁定買い残の週毎のデータは、こちらで見れるたけど、日々のデータはこちらで。

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