フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが初めて行われたのは、昨年11月17日。
マクロン大統領が、燃料税の増税を止めたり、対話集会を開いたりでさすがにデモは鎮静化しているものだと思っていた。
しかし、3月16日には、18週連続でデモが行われたとのこと。
さらに、一部の参加者や便乗した過激派が暴徒化し、パリのシャンゼリゼ大通りに並ぶ複数のブランド店で略奪、老舗カフェなど数々の店舗を破壊した。放火も相次ぎ、18週連続のデモとなった今回、極めて深刻な被害が出た。警察はパリで230人以上を拘束した。
もう一部が単なる犯罪集団になってきているね。
酷いもんだ。
俺もヒマだな。 デモ参加者の推移をグラフにしてみた。
さすがに減ってはいるものの、まだ3万人前後がデモに参加している。
フランス人もヒマだねえ。
18週連続で4カ月もデモをしていることになる。
凄い執念深さとも言える。
これが、フランス人の国民性かねえ。 怖くもあるな。
日本人だと、こんなにも続かないだろう。
間の悪いことに、マクロン大統領は休暇を取って南部ピレネー山脈でスキーを楽しんでいたそうだ。
さすがに、急きょパリへ戻り、内務省での危機対策会議に出席したとのこと。
マクロン大統領はパリのナンテラ大学(パリ第十大学)で哲学を学び、パリ政治学院で公共問題を修了し、国立行政学院(ENA)を卒業、財務総監の上級公務員として働いたのち、ロスチャイルドグループの支店ロスチャイルド&Cie銀行の投資家となり、その後政治家になった経歴の持ち主。 エリートの鼻持ちならない感じがプンプンしてくる。 もう完全に国民に嫌われたんだろうなあ。