日本の企業の内部留保が増えていて、問題視されている。
日本企業の設備投資・現預金・内部留保の推移。
それに対して、内部留保を設備投資や賃上げに回すべきという議論が多い。
一方で、設備投資についてこういうデータがあるのを見た。
設備投資(名目GDP比)の推移。
これには驚いたな。
設備投資は、1998年の大バブル、2008年のリーマンショック前のレベルにまで上昇している。
むしろ、これ以上になると過剰投資になる可能性がある。
となると、やっぱり人件費だな。
付加価値・人件費・労働分配率の推移。
付加価値の向上が人件費に回されていないのが、おかしいんだな。
組合が弱くなったというか、要求しなくなったんだと思う。
バブル崩壊とリーマンショックを経験して、賃上げで、会社が潰れたり、雇用が守られなくなったりしたら困るという意識が働いて、賃上げ要求の訴求力が弱まってしまったんだろうな。 日本人のいい所が、悪い所になってしまっている。
経営者が気を使わないんなら、政府がなんとかしなければ。
やっぱし、内部留保に税金かけないと。
コメント
いやバブルは1980年代なんだが