日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、株の運用割合を増やして、儲けている。
その額は、1.2兆ドル。 多いとは思っていたが、世界で運用資産が最も多いそうだ。
(2016年4月1日~2017年3月31日のデータ)
ランキングは、
1位 年金積立金管理運用独立行政法人(日本) 1.2兆ドル
2位 政府年金基金(ノルウェー) 8931億ドル
3位 連邦退職貯蓄(米国) 4856億ドル
4位 韓国国民年金公団(韓国) 4622億ドル
5位 ABP(オランダ) 4043億ドル
6位 中国国家社会保障基金(中国) 3487億ドル
7位 カリフォルニア州職員退職年金基金(米国) 3066億ドル
8位 カナダ年金制度(カナダ) 2358億ドル
9位 中央積立基金(シンガポール) 2271億ドル
10位 PFZW(オランダ) 1964億ドル
11位 カリフォルニア州教職員退職年金(米国) 1939億ドル
12位 ニューヨーク州職員退職年金(米国) 1845億ドル
13位 地方公務員共済組合連合会(日本) 1832億ドル
14位 ニューヨーク州公務員年金基金(米国) 1716億
15位 従業員積立基金(マレーシア) 1655億ドル
16位 フロリダ州運用管理理事会(米国) 1539億ドル
17位 テキサス州職員退職年金基金(米国) 1332億ドル
18位 オンタリオ州職員退職年金基金(カナダ) 1304億ドル
19位 GEPF(南アフリカ) 1192億ドル
20位 ATP(デンマーク) 1131億ドル
ノルウェーの年金基金も額が多いのは知っていた。 北海油田で儲けているからだ。
そのノルウェーが世界一かと思っていたら、日本がそれを余裕で上回っているのも凄いなあ。
米国が少ない気がしたが、色々な組織に分かれているみたいだな。
20位までの米国の各種年金基金の総額を計算すると、1.6兆ドルくらいになる。
日本だと、合計額は、1.4兆ドルくらい。 負けてるけど、人口比で言えば、日本の方がかなり多い。
日本は老後を心配する声が多いが、なんだかんだ言って、世界の中では多い。
ノルウェーの年金基金は、最近エコに配慮している会社に投資する姿勢を打ち出して、物言う株主みたいになろうとしているみたいだけど、日本はそんな余計なことはして欲しくないな。 大事な目的は安定的に増やすことなんだから。