GPIFの持ち株が海外でも存在感。いつの間に。

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本の株式市場だけでなく、海外でも存在感を高めつつあるそうだ。


GPIFが保有する主な外国株。

 米国の有名企業の株を1%弱持っている。
1%なんて、発言権もないし、存在感なんて大袈裟と思ったのだが、例えば、時価総額1兆ドル(約111兆円)超えのアップル株の約0.9%を保有し、JPモルガン・チェースに次ぐ12位の大株主となっている。

 大事な年金、果たして儲かっているのかというと、
「GPIFの外国株の運用収益率は過去4年間の累積で37%。米国株の強気相場と重なり、アップルなどのFAANG銘柄の時価総額がほぼ倍になった影響が大きい」とのこと。 
37%は、凄いね。 これくらいで運営出来たらウハウハだ。
「GPIFは安倍政権の下で、2014年にリスク資産投資を積極化する方針に変更し、外国株の保有比率の目標値を25%と、従来の2倍強へ引き上げている。現在の保有比率は目標値をすでに達成し、今年6月末時点の保有額は日本株とほぼ同じ規模の40兆7753億円に膨らんでいる。12年末時点の14兆4339億円と比べると2.8倍の規模だ。」
正しくジャストタイミングでGPIFの株式保有化をしたんだな。 やるね安倍ちゃんは。

今、GPIFの国別の株保有比率はこうなっている。

 勿論、日本株が多い。 日本株の引き上げという意味もあるからねえ。
日本も、米国みたいに株が財産運営の主流を占めるようにしたいんだろう。
米国の株価は、多少の上下動はあっても、必ず上昇しているからねえ。 そう仕向けているのもあるんだろうけど。
そうなれば、安心感ができる。 企業も資金を得れる。

 日本以外では、一応米国偏重というのではなく、運用資産の8割以上は市場の運用指標に沿ったパッシブで、構成比はMSCIの外国株指数とほぼ同じ。
堅実運営をしているみたいだ。
中国株は、大丈夫か?売り払った方がいいんじゃないか、と思うんだけど。
ま、短期では動かず、長期視点だ動くんだろうけど。

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