京都文化博物館で、「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展」を見てきた。
ICOM(国際博物館会議)京都大会を記念して、東京富士美術館が所蔵する3万点のコレクションの中から、日本美術の名品を展覧会。
「カワイイ」「サムライ」「デザイン」「黄金」「四季」「富士山」など日本美術を特色づけるキーワードで分けているのが特徴。
ここも写真撮影可だった。 写真okが増えて来たね。 twitterやInstaでの拡散を期待してのことだろう。
ポストカードの売り上げは落ちるだろうけど。
そして、もうひとつ、
単眼鏡が設置されていた。 これは、初めて。
ナイスアイデアだ。 こういう屏風とかで人物を拡大して見たい時が多々ある。
それで、買ったけど、よく持ってくるのを忘れる。 これは、ありがたい。
さて、
伊藤若冲《象図》 狗子之図・円山応挙 南天に雪兎図・長澤蘆雪
と並んでいて、いずれも見たことあると思うけど、いいね。
★波濤図屏風
こういう波だけの絵が、屏風になって成立しているのが、凄いというか日本美術の奥深い所だなあ。
★風神雷神図襖・鈴木其一
風神雷神図は、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一・鈴木其一と描き継がれてきた。
このことが、琳派と呼ばれる元になっているのだろう。
すべて見た。 宗達が一番だけどね。 でもいい。
★源氏物語図屏風・岩佐派
岩佐又兵衛じゃないのだろうけど、それでもなかなかいい絵。
この場面なんか美しい。
一番のお気に入りは、この場面。
「胡蝶の舞」。 典雅でいいよね。 美しい場面。
武蔵野図は、近世初期のやまと絵系諸画派に好まれた構図で、一般に風情あふれる武蔵野の原野を描いたもの。
俗謡に「武藏野は月の入るべき山もなし、草より出でて草にこそ入れ」とある。
この種の絵を初めて見た時、なんて侘しい絵だと思った。 それでいて惹きつけられる絵だ。
こういう風景にも美を見出したのが日本人の素晴らしい所だね。
もう何回も見てるけど、何度見ても素晴らしい。 北斎の最高傑作だね。