奈良国立博物館に、「おん祭と春日信仰の美術」を見に行った。
春日大社と春日信仰に関わる美術品、そして時代衣装を着た大勢の人々が奈良の都大路を練り歩く春日若宮おん祭に関わる品々が展示されていた。
奈良の都大路を練り歩く春日若宮おん祭なんてあるのを知らなかった。
いつか見に行こう。
さて、本展。
特別陳列ということで、特別展より1段レベルが落ちる。
まあしかし、歴史的な興味を引く品々が陳列されていて、それなりに楽しめる。
とは言え、美術的に良かったのは、この春日若宮御祭礼絵巻物「遷幸図」ぐらいかな。
解説では、褒めてなかったけど、これはいいと思う。
行列の人々が、枝を持って、練り歩く様が描かれている。
枝の緑、衣装の黄、白、少しの青の配置が美しい。
確かに簡略に描かれているが、この色彩感覚は素晴らしい、と思う。
奈良博を出て、春日大社に向かう事にする。
奈良国立博物館の裏手にあったこの建物が美しい。
最近は、参道がライトアップされているようだ。
南門。
幣殿・舞殿。