神戸市立博物館で「遥かなるルネサンス」を見てきた。
16世紀、日本に来たイエズス会士ヴァリニャーノは、日本人信徒をヨーロッパに派遣する、いわゆる「天正遣欧少年使節」。使節に選ばれた伊東マンショら4人の少年たちは、ローマで教皇グレゴリウス13世に謁見、訪問する各地で手厚いもてなしを受けた。 その足跡を辿り、所縁の美術品で構成する展覧会。
「天正遣欧少年使節」が手厚いもてなしを受けたことに驚き、彼らのドラマが興味深かった。
★ビアンカ・カッペルロの肖像
ルネッサンスの気品あふれる作品。
★ティントレット「レダと白鳥」
右上から左下へ、カーテンと敷布が流れるような動きを作り出している。
ティントレットらしい動きのある絵画。
いい絵は少なかったかな。
しかし、「天正遣欧少年使節」の歴史が知れて、面白かった。