奈良国立博物館で「忍性」展を見てきた。
忍性(にんしょう)は、建保5年(1217)に奈良で生まれ、早くに亡くした母の願いをうけて僧侶となった。
貧者や病人の救済にも身命を惜しまぬ努力をし、後半生は活動の拠点を鎌倉に移し、より大規模に戒律復興と社会事業を展開しました。
来年2017年は忍性の生誕800年にあたります。本展では忍性ゆかりの寺院に伝わる名宝や文化財を一堂に集め、奈良生まれの名僧の熱い人生とその偉業を偲びます、とのこと。
★15「虚空蔵菩薩坐像」 奈良時代 文化庁
すっとした美しさがある。
★23「文殊菩薩騎獅像」 奈良・西大寺 鎌倉時代
傑作。 かすれて見にくいのが残念。
八大童子の姿が美しい。
★「東征伝絵巻」 奈良・唐招提寺 鎌倉時代
鑑真和上の生涯を全5巻に描く絵巻。
前期・後期に分けて、全巻展示してるので、とても多い。
重要文化財だが、悪くもないが、そこまで良くない。
徳の高いお坊さんなのだろうが、展覧会としては、目玉がなかったかな。