三重県松阪市にある白猪山820 mに登った(2017/05/26)。
松阪ICから42号線で南に、166号線、29号線で西に、阪内町から林道に入って西へずっと入って、林道ゲート手前右の駐車スペースに車を停めた。
阪内コースで白猪山頂上へ、二ノ峯に寄って、ピストンで下山した。
林道ゲート手前右の駐車スペース。
林道を20分ほど歩くと、
登山口。
石堤の左から入って行く。
看板に阪内コースは倒木路肩崩壊により通行できませんと書いてある。
ぎょっとなった。 しょうがない。 行ける所まで行ってダメなら引き返そう。
ここを右へ、沢沿いの道になる。
植林の中を歩いていく。
ここを左で、沢を渡るのだが、右目の前に
巨大な杉がある。 いや~、風格のあるスギだった。
登りでは、標識に気を取られ、道間違いをしないよう注意していたので、気付かなかった。
これは帰りに撮った写真。
沢の突き当りで、倒木、崩壊していた。
ここか、問題個所は。 しかし、右手に登り道がちゃんと出来ていた。
問題ない。 そこを登って、
尾根に出た。
登って行くと、
小さな谷道になり、
右手に巨大な夫婦杉に出会った。
これは、素晴らしい。
一見の価値がある。
堂々としている。
緩やかに登って行くと、
尾根に出会う。 T字路分岐。 ここを左へ。
少し登ると、
展望台跡のある草原に出た。
右手に展望台跡がある。
展望が素晴らしい。
左手に少し登ると、
白猪山山頂。
北西に、木の間越しに矢頭山が見える。
北東には、堀坂山が見える。
南東には、はるか七洞岳が見える。
いずれも登った山々。
昼飯を食べるには、先ほどの草原の方が気持ちがいいので、草原に戻って昼飯を食べた。
二ノ峯も展望がいいらしいので、そちらに寄ってから、下山することにする。
展望台跡の左手から下る。
この尾根道は、頗る気持ちの良い自然林だ。
色々な木々が生えていた。
ここは歩いて良かった。
少し急坂を下って、
左手の小高い所が二ノ峯。
思ったほど、いい展望ではなかった。 草原からの展望と同じ。
草原まで戻ることにする。
ここは、夏明道と矢下道の合流点でもある。
白猪山山頂が見える。
登り返して、
草原に。
左へ来た道を下る。
林道ゲートに戻ってきた。
右手の草原が気持ちがいい。
白猪山を振り返る。
スギの巨木が印象的だった。
谷合に屹立する二本のスギ。 とても印象的だった。
座って休んで、しばらく見とれていたくらい。
頂上と二ノ峯の間の自然林も素晴らしかったよ。
(コースタイム)
駐車スペース12:05 → 登山口12:25 → 12:55夫婦杉13:00 → T字路分岐13:10 → 13:20白猪山頂上13:40 → 13:55二ノ峯14:00 → 白猪山頂上手前14:10 → 14:25夫婦杉14:30 → 登山口15:00 → 駐車スペース15:15
ガクウツギ(地点A)。
なめらかなガクウツギの樹皮。
散房花序に装飾花と両性花をつける、装飾花の萼片は3枚で、ガクウツギの白い花。
ウツギ。
株立ち樹で、樹皮は灰褐色、短冊状にはがれる。枝は暗褐色のウツギ。
対生で、羽状複葉にも見えるウツギの葉。
白色の花を多数下向きにつける。花弁は5個。
シラキ(地点B)。
白っぽく縦スジのあるシラキの樹皮。
側脈は平行に並び縁の手前で繋がるシラキの葉。
葉身基部に一対の蜜腺。
アオモジ。
緑褐色のアオモジの樹皮。
クロモジに似るが、長く先が尖り、束生するアオモジの葉。
ウラジロモミ(地点C)。
網目状に裂け、やや赤みを帯びるウラジロモミの樹皮。
葉軸が茶色なので、モミ・ツガ・トウヒ。
葉先は二又で尖っているのでモミ・ウラジロモミ。
二又がごく小さいので、ウラジロモミ。
気孔帯は白色のウラジロモミの葉。
ウリハダカエデ。
樹皮は、灰褐色で縦に浅く裂けている。
3~5浅裂で、ウリハダカエデ・ホソカエデ・テツカエデ。
葉柄に溝で、ウリハダカエデ・ホソカエデ。
脈上に赤褐色の毛、脈腋に毛が固まるでウリハダカエデ、無毛ならホソエカエデ。
葉柄が緑なので、ウリハダカエデ。 赤みを帯びていたらホソカエデ。
カナクギノキ。
淡褐色、幹が太くなると小さな皮目が目立ち、老木では不規則にはがれるカナクギノキの樹皮。
先寄りで幅広く、細長いカナクギノキの葉。
イヌツゲ。 これだけ立派なイヌツゲは初めて見た。
皮目が点在するイヌツゲの樹皮。
楕円形で低い鋸歯のイヌツゲの葉。
似たツゲは、全縁で対生。
ヤマツツジ。
卵型~楕円形のヤマツツジの葉。
枝先に集まる。 葉裏脈上や葉柄に剛毛が多い。
朱色で雄しべ5本のヤマツツジの花。
ハウチワカエデ。
ハウチワカエデの樹皮。
9~11裂で、オオモミジ・コハウチワカエデ・ハウチワカエデ。
重鋸歯が大ぶりで鋭いので、ハウチワカエデ。
葉裏の基部に白い綿毛。
葉柄が短くて毛が多い。
クリ。
縦・裂のクリの樹皮。
細長い葉で、クリ・クヌギ・アベマキ。
鋸歯の先まで緑色でクリ。クヌギ・アベマキは、鋸歯の先は緑色が抜けている。
大きな木にツルウメモドキが覆っていた。
本体の樹皮。
本体の葉。
ツルウメモドキのツル。
倒卵形~円形のツルウメモドキの葉。
葉裏は無毛。
葉腋から短い集散状の花序を出し、淡緑色の小さな花を1~10数個つける。
花弁、萼は5数性。雌花には、退化した雄しべ5個と、柱頭が3裂した雌しべがある。