三室山 (3)  ~まとめ : 山中に巨岩多し~

 兵庫県宍粟市と鳥取県にまたがる三室山1358mに登った(2015/06/25)。
山崎ICで降りて、29号線で北上、429号線で西へ、72号線で北へ。
青少年野外活動センター跡の駐車場に車を停めた。

三室山 004・駐車場 (640x480)
あずま屋のある青少年野外活動センター跡の広い駐車場。
左手に見える道路を登っていく。
三室山 003・三室山 (640x480)
木の間に三室山が見える。
三室山 005 (640x480)
とてもきれいなコナラの樹林。
三室山 010 (640x480)
歩いて15分ほどで、広いスペースが。
砂利道やコンクリの道なので、ここまで車で来れそう。
三室山 012・登山口 (640x480)
荒れた道を少し登ると、登山口。
三室山 014 (640x480)
沢沿いの道を登っていく。
三室山 017・沢の分岐 (640x480)
沢の分岐に辿り着く。
標識通り左に斜面を登っていく。
三室山 019・970mの岩 (640x480)
穴のある巨岩に出会う。
由緒ありそうだが、特に説明なし。
三室山 022・岩のある谷 (640x480)
岩の多い広いスペースに出て来た。
独特の空間だ。
ますっぐ通り抜けると、左手に下る道もあるが、右手に登っていく。
三室山 119・岩のある谷 (640x480)
岩のある谷を振り返る。
岩磐として、信仰されててもよさそうな雰囲気がある谷である。
三室山 025 (640x480)
西へ西へとゆるりと登っていく。
三室山 030 (640x480)
つづら折りに登っていく。
心地よい風が吹いてくる。 歩いていても気持ちがいい。
三室山 032 (640x480)
巨岩に出会う。
三室山 042 (640x480)
しばらく行くと、またもや巨岩だ。
三室山 044・大岩庭園 (640x480)
回り込むと、「大岩庭園」という標識があった。
平地に巨岩がごろごろしていて、庭園の趣がある。
鈴鹿山系でも巨岩があるが、急峻な斜面にあることが多い。
このように、林の中に苔むした巨岩が多いのは、珍しい。
三室山 047 (640x480)
岩の中を通り抜けていく。
三室山 058 (640x480)
笹ヤブ。
三室山 072・鎖場 (480x640)
鎖場もあった。
ここが一番の難所かな。
三室山 079 (640x480)
頂上手前で、ブナ林になった。
三室山 082・町界尾根 (640x480)
町界尾根が目の前。
三室山 084・南東への尾根 (640x480)
南東へ伸びる尾根。
三室山 086・千草方面 (480x640)
振り返ると、視界が開けていて、山間に千草の平地が見える。
三室山 095 (640x480)
町界尾根の登ってすぐで、
三室山 096・頂上 (640x480)
開けた頂上。
ブナの孤木が印象的だ。
三室山 097・頂上 (640x480)
三室山の頂上。
四方に眺望が開けている。
ここで遅い昼飯を食べる。

ドウダンツツジの花を楽しみに来たのだが、ついに見つけることができなかった。
それが残念。
先週の七七頭ヶ岳のササユリといい、2連敗。
温暖化で時期が早くなってるのかな。

三室山 101・北西に伸びる尾根 (640x480)
北西に伸びる尾根。
草地が目に鮮やか。
三室山 110・くらます1282と東山1388 (640x480)
北西にくらます1282mと東山1388mが見える。
三室山 112・氷ノ山 (640x480)
北には、氷ノ山。
登ったことがあるなあ。
三室山 118・北東への尾根 (640x480)
北東への尾根も、気持ち良さそう。
十分休んで、来た道を下山することにする。
三室山 121・谷川コースと尾根コース分岐 (640x480)
谷川コースと尾根コースの分岐。
谷川コースから登って来たので、右の尾根コースから下山する。
三室山 122 (480x640)
植林の中を歩く。
こちらの方が断然歩きやすい。
三室山 123・谷川コースと尾根コース分岐 (640x480)
谷川コースに合流。
すぐで、登山口に戻って来た。
三室山 124 (480x640)
「ささゆり」だろうか。
先週、七七頭ヶ岳では見れなかったのに。
駐車場に戻って来た。
車で道路を少し下ったところにある、三室の滝を見に行く。
三室山 125 (640x480)
三室の滝への鳥居。
三室山 127 (480x640)
二筋の滝。
三室山 132 (640x480)
何やら、水が跳ね上がっている。
三室山 131 (640x480)
 結構な迫力。
こんな滝は初めて見た。
水底が浅くて、斜めにえぐれているのだろう。
面白い。

 コンパクトだが、変化に富んだコースで、なかなかいい山だと思う。
林の中に苔むした巨岩が多い。
信仰の山になってないのが、不思議なくらいだ。

map1-route-c (640x523)
今回の三室山の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場11:45 → 登山口12:10 → 14:10三室山頂上14:45 → 登山口16:10 → 駐車場16:35     

三室山の登山で出会った樹木を紹介します。

map1-route-tree (640x523)
樹木の地点です。

三室山 005 (640x480)
美しいコナラの林(地点A)。
三室山 006・コナラ (480x640)
コナラ。
三室山 007・コナラ (640x480)
コナラの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。
三室山 008・コナラ (640x480)
先太りの葉でコナラ・ミズナラ。
葉柄が1cmあるので、コナラ。
三室山 029・ミズキ (640x480)
斜面で水平方向に張り出している。
不思議な樹形。
ミズキ(地点B)。
三室山 028・ミズキ (640x480)
縦に浅く裂けるミズキの樹皮。
三室山 026・ミズキ (640x480)
湾曲して長く伸びる側脈の葉で、ミズキ類・ヤマボウシ。
葉が枝先に集まっているので、ミズキ。
葉裏が粉白色。
長い葉柄。
三室山 034・ドウダンツツジ (480x640)a
ドウダンツツジ(地点C)。
葉がかわいかったので、家で調べようと写真を撮った。
この木が、ドウダンツツジとは。
このドウダンツツジの花を見に来たけれど、見つからなかったのに。
時期が遅かったのか、南側ではもうあまり咲かなくなったのか。
残念。
三室山 035・ドウダンツツジ (640x480)
ドウダンツツジの樹皮。
三室山 036・ドウダンツツジ (640x480)
やや光沢があるドウダンツツジの葉裏。
基部の主脈沿いに軟毛がある。
三室山 049・オオイタヤメイゲツ (480x640)a
オオイタヤメイゲツ。
この辺りで、オオイタヤメイゲツとコミネカエデが良く見られた。
オオイタヤメイゲツは、葉が大振りで見事。
秋は紅葉がきれいだろうね。
三室山 050・オオイタヤメイゲツ (640x480)
オオイタヤメイゲツの樹皮。
三室山 051・オオイタヤメイゲツ (640x480)
11~13裂のオオイタヤメイゲツの葉。
鋭い重鋸歯。
長い葉柄。
やや横に広い葉形。
三室山 053・コミネカエデ (480x640)
コミネカエデ。
三室山 054・コミネカエデ (640x480)
コミネカエデの樹皮。
三室山 056・コミネカエデ (640x480)
5裂、2~3重になった粗い重鋸歯で、コミネカエデ、ナンゴクコミネカエデ、ミネカエデ。
中央の裂片がよく伸びているので、コミネカエデ、ナンゴクコミネカエデ。
比較的、切れ込みが浅く、基部の裂片が小型なのでコミネカエデ。
三室山 062・ミズナラ (480x640)a
ミズナラ。
三室山 063・ミズナラ (640x480)
ミズナラの縦・裂の樹皮。
この感じの樹皮は、コナラ・ミズナラ・クリ・クヌギ・アベマキ。
紙状にはがれているので、ミズナラ。
三室山 064・ミズナラ (640x480)
先太りの葉で、コナラ・ミズナラ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ。
三室山 066・リョウブ (640x480)a
リョウブ(地点D)。
三室山 067・リョウブ (640x480)
斑にまでなっていないリョウブの樹皮。
だからこの時はリョウブとは、思っていなかった。
三室山 068・リョウブ (640x480)
細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。
三室山 075・ブナ (640x480)a
見事なブナの木。
三室山 076・ブナ (640x480)
ブナの灰色で平滑の樹皮。
三室山 077・ブナ (480x640)
葉の縁が波形のブナの葉。
葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。
葉裏の毛が少ない。
三室山 081 (640x480)
何の草か知らないけど。
岩の上に生えていて、髪の毛のようにさらさらな草が、きれいだったので。
三室山 094・オオカメノキ (640x480)
オオカメノキ。
三室山 091・オオカメノキ (640x480)
オオカメノキの樹皮。
三室山 092・オオカメノキ (640x480)
円形の葉で、基部が湾入するオオカメノキの葉。
葉裏の脈上に星状毛。
三室山 098・ブナ (480x640)a
頂上で孤高に立つブナ。
三室山 099・ブナ (640x480)
ブナの灰色で平滑の樹皮。
三室山 100・ブナ (640x480)
葉の縁が波形のブナの葉。

 植林の抜けると、樹木が美しい山だった。
時間に余裕があれば、北側の尾根も行きたかったのだが。

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