君尾山 (3) ~まとめ :風格ある大トチの木~

 京都綾部市にある君尾山582mに登った(2019/09/19)。

綾部ICから1号線で東へ、光明寺へ向かい、林道突き当りの光明寺仁王門下の駐車場に車を停めた。
 
コースは、仁王門・光明寺へ、北に登り君尾山林道に出る。君尾山林道を北東へ歩き、君尾山山頂へ。君尾山林道を戻り、大トチへ、また戻って、今度は大カツラへ、そして来た道を光明寺そして駐車場に戻った。


二王門近くの駐車場。
左手に見える階段を上っていく。

階段を登ると、

仁王門。
中世にさかのぼる二重門(2階建で、下層と上層の境にも屋根の出をつくる門)は極めて稀少であり、建築年代が判明する点も貴重であり、国宝に指定された。

門を潜って、進んでいく。

道路に出会い、階段を登ると、

光明寺の本堂に出会う。

右手の堂の右手から登っていく。

踏み跡を登っていく。

このだだっ広い伐採跡をどう進んでいったらいいかわからなかった。
正解は左手だったのだが、右手に進んだ。

尾根に向かって進んでいく。

尾根に登ると、左に尾根を登っていく。

この木の左を進んでいくと、

君尾山林道に出会う。 右手に君尾山に向かう。

林道をただ歩いていく。

左手に平らな君尾山が見えてきた。

左手に曲がる道がある。

その左の角に登山口がある。

植林の中を少し登ると、

君尾山山頂。 展望はないし、味気がない。
すぐ戻る。
君尾山林道をどんどん戻っていく。 君尾山林道出会いを過ぎて、少しで、

大トチへの分岐に出会う。
右の道を下ってきて、真ん中の道を進む。
左は旧道。

林道を進んでいく。
道の両脇に大木が多くなってくる。
大トチが生えていそうな雰囲気が出てくる。

林道の終点を下っていく。

大トチへの標識がある。
行き方が二つある。

ここで右に曲がるのが旧道。 少し急。
ここはまっすぐ新道に進んでみる。

ここで右に曲がる。

大トチの前に、カツラの大木に出会う。
こちらもなかなか立派な大木だ。

その先に大トチ。
どうやら大トチの下に出たようだ。 凄く太い幹だ。 風格があるね。
道を戻って、今度は上側に出る。

横から近づいていく。

上側に出ると、大きな洞が見えた。
これからどれくらい生きていけるか、心配だな。

大トチのすぐ先にカツラの大木があるという位置関係だ。
ここは、大木が育つ環境みたいだな。 斜面なんだけどね。
ここで、座って昼飯を食べた。

君尾山林道に戻ってきた。
右手に進んで、大カツラに向かうことにする。

ここが、大カツラへの入り口。 林道から右手に入る。
右に尾根を進んでいく。

標識通り、右に曲がり、

左手に下っていくと、

大カツラがある。 
先ほどのカツラの大木と同じくらいかな。
林道に戻り、大トチへの別れまで戻り、少し過ぎると、

右手に光明寺への入り口がある。 ここを右手に入る。

なだらかな尾根を進む。

モミ?の大木が生えている。

左手に下っていく。

光明寺の裏手にある伐採地に出てきた。

寺からの下りで僅かに展望があった。
光明寺から来た道を駐車場に戻った。

林道歩きが多いし、展望はないので、イマイチかな。
しかし、大木が多い土地だね。


今回の君尾山 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場10:05 → 光明寺10:20 → 10:40林道出会い10:45 → 君尾山山頂11:00 → 大トチ分岐11:25 → 11:50大トチ12:15 → 大トチ分岐12:35 → 大カツラ12:45 → 光明寺への分岐12:55 → 光明寺13:15 → 駐車場13:30

君尾山 で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


・ツクバネガシ(地点A)。

樹皮は灰黒緑色や黒褐色、成木は縦に割れ目が入り、鱗状に剝れるツクバネガシの樹皮。

枝先にやや立ってつくツクバネガシの葉。 変異が多い。
先端部に鋸歯があるが、全縁の葉もある。

下部は殻斗に包まれるツクバネガシのどんぐり。
別の個体だけど。

・ウリハダカエデ

緑と黒の縞で菱形の皮目のあるウリハダカエデの若木の樹皮。
灰褐色で縦に浅く裂けるウリハダカエデの成木の樹皮。

3~5浅裂のウリハダカエデの葉。
葉裏の脈脇に赤褐色の毛があるウリハダカエデの葉。ホソカエデは無毛。

・カツラ(地点B)。

暗灰褐色で、若木では平滑で、老木では。縦に裂け、やや剝れるカツラの樹皮。

ハート形~円形のカツラの葉。

・イヌブナ(地点C)。

イボ状の皮目があり、老木は縦に浅く裂けるイヌブナの樹皮。

縁が波型のイヌブナの葉。
葉裏の脈上に長い絹毛が多い。
側脈がブナは7~11対、イヌブナは10~17対と多い。

・クマシデ(地点D)。 綾部の古木・名木100に選ばれているようだ。

皮目が縦に連なって筋になり、老木ではやや裂けるクマシデの樹皮。

側脈は15~24対のクマシデの葉。
基部は丸いか軽く湾入する。

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